[追われるシゴト、追うシゴト]Vol.5
さて、今回から「追われるシゴト」から
「追うシゴト」の話をしていきたいと思いますが、
どんな人でも1日の時間は、
24時間しかありません。
また働く時間は定時で8時間です。
「働き方改革」で残業も月当たり45時間の上限規制が
中小企業でも2020年4月より適用されています。
45時間と言えば、一日約2時間半。
残業を前提に考えても1日10時間半ということです。
この8時間~10時間をどのように使って、
成果を出していくかを
「追われながら」やるのか、「追いながら」やるのか
これによって、
「仕事が楽しい」のか、「苦しい」のか
になってくるのです。
さて、
以下の文を読んでみて貴方はどうお感じになりますか?
これによって貴方の今現在の「シゴト」の追われ度数が分かります。
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先日、あるラジオを聴いていて、
映画監督の大林 宣彦さんが語られていました。
大林監督は睡眠時間がとても短かったそうで、
「寝ること」よりも「映画に向かっている」
時間を大切にしていたそうです。
その中の話で、子供が好きな玩具で遊んでいる時は
「寝なさい」と言われても嫌な顔をするでしょう?
早く起きて遊びたいと思っているでしょう。
自分にとって日々映画という玩具で遊び続けたい。
だから寝ることが勿体ないということでした。
大林 宣彦監督は今年4月にお亡くなりになられましたが、
映画というシゴトに最後まで興味が尽きなかったのだなぁと
ラジオを聴いていてとても感銘を受けました。
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いかがでしたか?
この話を聞いて、
「私もそうなりたい!」
と思える人と
「いやいや、そうなれたらいいけど、
そんな簡単じゃないよ!!」
と思われれる人がいると思います。
後者の考えで読んでいただいた方は、
「シゴトに追われている度数」
かなり高めだと思います。
多分、
大林監督は「映画」という好きな仕事に出会えたから、
「映画監督」のような華やかで楽しい仕事だから、
そうはなれたらいいとは思うけど、今の自分の仕事では…
楽しい仕事でもプライベートまで考えたくない、
自分は寝る方が楽しいと思う、
仕事と玩具を例えること自体ナンセンス、
などなどが思い浮かんだのではないでしょうか?
今、自分自身の仕事と対比して、
「理由」を考えてしまいませんか?
「追われるシゴト」
状態の場合、
できないことに「理由」をつけてしまいます。
それは当然、自分自身を「守る」ため。
でも、
それでいいんです。
まずは自分自身の状態を理解することから
すべては始まるのですから。
(Vol.6へ続く)