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何度も使えるギフトラッピングがあったら使いますか?

ニュージーランド在住の野田です。

早いもので、もう11月も半ばになろうとしています。(現在2023年11月です。)

あと1ヶ月ちょっとでクリスマスですねえ。

年の半ば頃までは「もうすぐクリスマスになっちゃうよね」と言うのがジョークだったのに、もう既にジョークとしては使えない時期になりました。笑

クリスマスといえば、ニュージーランドに来た当時に驚いたことの一つは、子供が貰うクリスマスのプレゼントの数。(まあ、大人も貰うんですけれど、通常は子供の比ではない。)

子供へのプレゼントは、お父さんから、お母さんから。両方のお祖父さんとお祖母さんから。
兄弟から。おじさんから、おばさんから。

もしも両親が別れて再婚でもしていようものなら、その関係の家族から。

贈られたプレゼントを全てクリスマスツリーの下に飾って、クリスマスの日になったらみんなで開ける。
そんな (コマーシャリズムによって作られた) 伝統です。

包装紙をビリッと破ってプレゼントを開け、子供達はそんなカラフルな包装紙の山の中で、プレゼントを見せびらかして写真撮る、なんて言う光景もよく見ました。

子供達は、どのプレゼントを誰にもらったかもあまり覚えておらず、1週間もすればオモチャに飽きて、物だけが増える。

そういうのを見て(自分の子供時代は両親から一つ、自分の欲しかったものを貰い、それなりに大切にして遊んでたよな)と、古い昔を思い出したりしていました。

まあ、よその国から来た私が、この「伝統」を変えられる訳でもなく、不満ながらも何となくその中に飲み込まれていっていました。

流石に最近は、ニュージーランドの経済も落ち込んでいて、昔ほどみんなプレゼントにお金を注ぎ込まない様に思います。(うちの家族だけかも知れませんが。笑)

私は、「もう無意味なプレゼント交換はしない!」と宣言し、形だけのプレゼントも貰わない様にしています。

さて本日の本題は、プレゼントの数ではなく、プレゼントの包装の事なのです。

カラフルなクリスマスの包装紙達。普通は一回使ったら、ゴミ箱行きですよね。(まあ、私は使えそうなものは丁寧にセロテープを取って、キープしていましたが。笑)

ニュージーランドだと、クリスマスの後のごみ収集の日には、ゴミ袋一杯の包装紙。

資源の無駄遣いだと、私は思います。

現在は世界中で、「使い捨てをしなくて済む物」また「リサイクルやアップサイクルをした物」が注目を集めています。

とは言え、「使い捨て」の利便性は、そんなに簡単に捨てられる物ではありません。

プレゼントの包装に関して言えば、「使い捨て」を減らす方法として、再利用できるギフトラッピングが勧められています。
日本の風呂敷は、その一例として、こちらの雑誌に時々取り上げられています。

私は現在、地元の「救世軍 Salvation Army」のチャリティショップに寄付されてくる服や布の中で、売れないものをアップサイクルする “intercept” というボランティア団体に所属しています。

去年から、私は風呂敷の様な、ギフトラッピング出来る布を作り、それを”Intercept”で売ってもらっています。


ところがこれ、売れないんですよね。(売れると売り上げは「SalvationArmy」に入る様になっています。なので売れないと自分の時間を使ってボランティアした甲斐が無い….)

去年のクリスマス前には、わざわざ「風呂敷の包み方講座」みたいなのを、チャリティショップで開催までしたのですが。

こちらの皆さん、自分で一枚布で包むのは抵抗があるのか、風呂敷みたいなラッピングでは包装紙の華々しさに勝てないのか、それとも包装を何度も使うということ自体が一般ウケしないのか。

素敵な布を使えば、難しい結び方をしなくても映えるし、子供や、家族の大人へのクリスマスのプレゼントなら、毎年その人用に同じバッグを使うというのもありなんじゃない、と思うのですが。

家族でない大人へのプレゼントなら、その大人がまた誰かにプレゼントをあげる時に、包装として再利用してくれたらな、と思っています。

とにかく売れなければ意味がないということで、今年は風呂敷の様な一枚布でなく、全てバッグの形で作ってみました。
去年よりは売れるといいなぁ。

皆さんだったら、何度も使えるこんなギフトラッピング、買って使いますか。


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総合診療科医のだのり@ニュージーランド
「親も育つ子育て」を広めるために、私の持っている知識、経験、資料をできるだけ無料で皆さんに届けたいと思っています。金銭的サポートが可能な方で、私の活動を応援していただける方は、サポートをしていただけると嬉しいです。