見出し画像

本を読まない子になるのは親のせいか?

1番最初の子供を授かった時、色んな情報に振り回された。

『0歳からの読み聞かせ』『胎教と読み聞かせにおすすめの絵本』

初めての育児なんて、オムツ替えと授乳と寝かしつけで、赤ちゃんと2人だけの世界で完結してしまうから、育児書とネットの情報に頼ることが必然的に多くなる。
本当は、児童館とかでママ同士の交流も持った方がいいことは理解してる。
だけど、0〜3歳児との外出って思った以上に体力と神経を使うのだ。
頑張って児童館に出かけても、他のお子さんに迷惑かけてないかって神経質になって、ママ同士の交流なんて余裕もない。
だから、自宅でいつでも見られるネットで得られる情報に頼ってしまう。

そんな状況で頼りきりの育児書とネットで、まず最初に出てくると言ってもいいのが『読み聞かせのススメ』

『ママの声はお腹にいる時から聞こえてる。』
『親が読書すれば子供も自然と読書するようになる。』
『言葉が話せなくても、意味が分からなくても、読み聞かせは効果がある。』
『0歳からの読み聞かせが天才を育てる。』

情報垂れ流しの時代に子供を産んで、現在小学生2人の母になった私が、あの時の私に言いたい。

「うっせぇーーーー!気にすんな!大丈夫だいじょぶ!!」

1歳児に読み聞かせするのがどんだけ大変か!
ずっと動くんやぞ!大人しく座って聞いてる訳ないだろ!テンション上がったら本破りにくるし!
死なせないことで精一杯なのに、無理!

上の子も下の子も、同じように読み聞かせしたつもりだったけど、結局どちらも読書好きにはなってない。
本を読まなければダメなのかといえば、そんなことはない。
どちらも成績は悪くない。すごくいいわけじゃないけど。
上の子はよく漫画を読む。下の子は小学生だけど絵本が好き。パンどろぼう最高。

ここまで来て、やっと気づいた。
あれ、もしかして私の読み聞かせ関係なかったんじゃない?

多分、親が読み聞かせしようがしまいが、本に興味がある子は自分で進んで読むし、本に興味がない子は読まない気がする。
大事なのは、親が読み聞かせすることじゃなくて、興味を持ったことに気づいて、その内容を深掘りできる本を含めた環境を作ってあげることなのかなって。
例えば、魚に興味を示したら図鑑が家にあるとか。料理のお手伝いを始めたら料理を題材にした絵本が家にあるとか。
必要なのは子供が何に興味を示しているか、気づくことができる感度だよね。

なんにしても、本をよく読む子は偉い・賢い、みたいな評価で親が振り回される必要はないよねって話。

(ムック本あるやん…!パスケースかわい…!)

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集