甲状腺乳頭がん記録 #04 どうなる海外赴任
会社に報告
甲状腺乳頭がん告知の翌日、職場の上司と、
海外赴任を調整してくれている人事部に二次検診の結果を報告。
病名が病名なので驚かせてしまったけど、生死に関わる可能性は低いこと、比較的早期に見つかったため手術だけで治療できる確率が高いことを伝えると
皆さん口を揃えて、
このタイミングで病気が見つかって良かった。と言ってくれた。
確かに、海外赴任の機会がなければ毎年の簡易な健康診断では見つからず、
何年も放置していたかもしれない。
まずは仕事のことは忘れて、しっかり治療しておいでと言ってくれる優しい職場で働けていることに感謝。
海外赴任は、一旦保留で、治療の経過を見て判断となった。
家族に報告
問題は家族への報告だった。
ただでさえ一人娘が海外赴任するとなって心配が尽きないのに、
がんなんて言ったら失神してしまうのではないか。
週末に夫と実家に帰って報告。
母は私の予想通り、
「丈夫に産んであげられなくてごめんね」と泣いていた。
元々がんの家系ではないし、もう私も27歳なので
母の責任はまったくないことは分かっているけど、
それでもそう思ってしまうのは仕方ないので、とても辛かった。
父は、「病気が早く見つかっただけでも、海外赴任の機会があってよかったね」とのこと。
どうやら海外赴任は無くなったと思いほっとしている様子。
今ここで「治ったら行けたら行く。」と言っても不安を煽るだけなので、黙っておく。