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たまには「寄り道」もいいよね。ゴールに着けばいいんだから。

1年前の健康診断で「運動不足」を言われてから、”最寄り駅ひとつ前で降りて歩く”を続けています(気分がノッているときは、”ふたつ前”になったりします)。時間は多くかかっちゃいますが、地図アプリやナビアプリでは絶対に出てこない、「敢えて歩く」ことで得られるもの、見つかります。

「街ができる」を感じる

週1回か2回、「いつもと違う駅」で降りると、いつもと違う風景に出会います。私の場合でいうと、丁度その(ひとつ前の)駅前は「再開発」が進んでいまして、「1週間ごとに新しい街ができてくる」シーンを見られます。本来の降車駅だとあまりにも”日常”すぎて、街の変化に無頓着だったりするけど(毎日”感動”してたらキリがないし)、プチ非日常の隣の駅で、毎週変わっていく姿を見続けるのは、刺激的です。その前段階で「以前はあったものがなくなる」という解体シーンがあるわけですが、日常がなくなる”更地”状態って、なんだか衝撃です...
写真を撮るほどでもないし、誰かに話すわけでもない。でも、「変わっていく途中」って、もう二度と見ることができない貴重なシーンでもあるわけで、古きを偲びながら、新しきに期待する、そんな時間になっています。

カーナビ。たまには「言うことを聞かない」も

週1回、車で定期的に訪れるところがあって、もちろんルートはわかっているのですが、私は敢えてカーナビを設定します。主には、おおよその到着時刻を知っておきたいのと、経路の渋滞情報を得るため。...でも(根がアマノジャクなので)その時の気分で、「敢えて」カーナビが示すルートから外れて、いつもと違う道を走ることも。カーナビも困ってしまい、しばらくは「Uターン」指示を続けますが、そのうち「新しいルート」を考えてくれます。「勝った...!」と思う瞬間ですねw。
時間通りに着けば、どんなル―トでも構わないし、いつも同じ景色だと飽きちゃうし。この「アマノジャク方法」で、いつものルートでは得られない、めちゃくちゃ景色のよいルートを発見したこともあります。そして到着時間はほぼ変わらず。「完勝」ですww

時間が許せば、新しいものに出会える機会にも

この二つの例では、「目的地に着く」ことをブラさずにいれば、その過程については「あそんじゃう」ことも、ありでしょう、ということ。こうじゃなきゃいけない(この道じゃなきゃだめ)ということなんて、ないのだから、自由度を増すと、楽しいことに出会う機会が生まれます。もちろんリスク(時間が余計にかかる、とか)もあるけど、そのリスクに直面することで、「次からは、”あそび”をこの程度までにしよう」とかニュアンスを掴めるはず。「最短距離」では見えなかったもの、見つけれらます。お店とか、風景、夜であればお月さま、とかね。想像もしていなかったものを発見することって、楽しいです。

歩く、走る、だけじゃなくて

仕事でもプライベートでも、人間関係だって、「最短距離」を取れずに、意図せずに「寄り道」「まわり道」になっちゃうこともしばしば。時には、前進じゃなくて後退っていうことも起こってしまいます。でも、「目的地に着くこと」をブラさずにいれば、そんな寄り道も貴重な財産になることもあるかもしれません。寄り道の途中でみたもの、得たもの、出会った人、これらが「目的地到着」をよりいっそう彩ることもあるかも。
なので、
急がず慌てず、ゆっくり進みましょう。


※できれば、目的地に向かって歩いているときは、スマホを見ずに顔をあげて。そこにしか咲かない花があるかもしれません。仕事や普段の生活の場面でも同じ。迷いそうになっても機械に頼りすぎず、周りを見ながら、流れ、感性、経験値に敏感でいましょう。何度か「寄り道」することで、目的地に向かう方向が見えてくる、方向を見る力がついてくるはずです。そうなれば「勝った!」だ!


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