うつ病患者日記 8月10日
うつ病と診断され現在は会社を休職中、のっちゃんが書く「リアル」な患者の日記です。
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8月10日、待ちに待った受診日だ。
以前、受診日まで待ちきれず何度も外来に電話したら
「入院したほうがいいのでは」
と勧められたので、とにかく苦しくても何しても絶対外来には電話しないぞという気持ちで今日を迎えられた。
薬はとにかく眠気を誘う、という話を主治医にすると「今はとにかく休養が必要」「仕事に戻れる状況ではない」ということで、現在の仕事もそうだけど、再就職活動も辞めたほうが良さそうだ。
今の自分は「仕事ができる状況」ではないんだと思った。。
自分は仕事がしたい、できると思っても
周囲はそうは見てないんだと分かった瞬間、泣きそうになった。
自分の所在がよくわからない。
血圧は高い、体温も高い。もう自分の体のあちこちがぶっ壊れてる。
カウンセリングで
「全てから解放されたい」
という一言が出たときそれが全てなんだと思った。
母であることからも。妻であることからも。休職中の会社員であることにも。
全部、全部、解放されたいんだと思った。
一人の人として、どこか遠くにいたいんだと思った。
でも、それは叶うことがない夢のようなものだ。
家に帰れば子供の宿題を見なければならない、進捗状況を聞くと「うるせー」と返される。ゲームに夢中になると「死ね」だとか「死んでしまえ」という単語が部屋中にあふれ、自分に向けられている言葉のように感じてしまう。やっぱりいないほうがいいのか、死んだほうがいいのか、ぐるぐると回って誰かに相談したくなる。でもその「誰か」がいない。
以前は積極的に話を聞いてくれた夫は、今ほとんど話を聞いてくれない。
疲れて寝て、朝まで起きない。
見放された気分でいっぱいになってしまう。
やっぱり自分の所在がわからない。
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