人間時代①【大学入学式前日】

こんにちは。のちゃみです。




今回は、やっと話す気になったのであたしの人間時代、主に大学生時代について話していこうと思います。




今となっては通っていた大学名も学部学科も全く思い出せないけど、間違いなくあたしの人生で1番地獄な日々でした。




遡ること3年前、地元が大嫌いで今すぐにでも逃げ出したかった。
駅に遊びに行けば同じ高校の人、少なくとも3組にはすれ違うかなりのド田舎。インスタ見てもこの人とこの人フォロワー同士なの?!と、とにかく世間が狭かった。
そんな環境が常に誰かに監視されているようで絶対都会に出たい。とずっと思っていた。




この願いを果たすためには、とりあえず大学進学をして、上京する。その方法が自然な流れ。というかその手段しかなかった。




でもこの選択が人生最大の間違いだった。




元々、勉強はできなくはないけど大嫌いだったし、友達を作ったり誰かと関わること、誰かと関わろうとすることが苦手だった。




だからこそ、高校卒業したら誰とも関わらないで、黙々と仕事に打ち込みたい。就職して、黙って仕事して、定時で上がって一目散に家に帰る。
そんな毎日を送ることを想像していた。
そんな生活にどこかで強い憧れを抱いていた。




でも、世間はそんなあたしに優しくなかった。
そんなに甘くなかった。




実際のところ、関東など遠方の就職先がド田舎の高校に募集をかける訳もなく、すべて県内だった。
どうしてもド田舎の地元を出たかったあたしは就職を諦めた。





そして、勉強には特に困ってなかったこともあり、学校の推薦で東京の大学を受験した。
結果は出来レースのような合格だった。
全然嬉しくなかったが、やっとド田舎を抜け出せる!それだけは嬉しかった記憶。
無事に高校を卒業し、上京も済んでこれから大学入学だね!とあたしの周りが祝福モードだったけど、あたしの戦いはここからが本番だった。
これは、本番というか本当の地獄始まりだった。




大学名も学部学科も全く覚えてないあたしだが、今でも鮮明に覚えてる。
2021年4月1日.入学式前日の予備登校日
内容は健康診断と学科別のリクリエーション、主に自己紹介とカリキュラム説明だったと思う。




その日は母と2人で学校の前に行った。
学校に向かう道中からあたしは母と一言も話せず、学校に行く恐怖心とストレスから全身の倦怠感で押し潰されそうだった。
母は隣で「大丈夫だから。迎えに行くから。大丈夫だから。」ってずっと励ましてくれていたが半ば呆れていた。




通学までは10分前後だが、この時は体感20秒ほどの非常に短い時間に感じた。
あっという間に行きたくもない学校に到着した。
学校に着くや否や異様な光景が目に飛び込んできた。
学校の前に新入生と思われる長蛇の列ができていた。
学校の職員と思われる男の人が「○○科の人はこちらに並んでくださーい」と誘導していた。
母に「あなたはあっちじゃない?行きなさい。」と言われたがあたしは拒絶した。本気で逃げようとした。
でもそれが裏目に出たのだろう。逆に目立ってしまった。新入生の何人かが振り返ってこっちを見てるし、学校の職員にまんまと捕まってしまった。
今にも泣きそうになりながら、母と離れて列に並んだ。並んでいる間ずっと母に「無理。帰りたい。」とLINEしてた記憶がある。母は「あーあ」と呆れながらもずっとLINEで励ましてくれていた。
そんなこんなで入場の番があたしに回ってきた。




学校に入ると1番最初に学科と名前を聞かれた。
恐怖心と絶望感で声が出なかった。
振り絞るような小さい声で学科と名前を答えたが、あまりにも声が小さかったのか名前を聞き返された。
名前を聞き返されることなど人生生まれて初めてだった。
もう無理だ。と思い、学生名簿から自分の名前を探して指を指した。そして学生証をもらった。




やっとの思いで入場を済ませ、足早に行くべき場所に行こうと思った。その時、誰かに後ろから話しかけられた。あたしと同じ新入生の女の子だった。「一緒に行こ!何学科?」あたしはとても喋れるほどの余裕なんてどこにもなかった。喋ることを諦めて先ほどもらった学生証を見せた。
その子はあたしの異様な状況を感じ取ったのか、
「○○科なんだ!」と一言発し、気付いたらどこかへと居なくなっていた。「よかった…」内心安心した。やっと1人になれて、安堵しながら行くべき場所に行って、速やかに健康診断を終わらせて終わりを待つ母の元に戻った。




リクリエーションまで30分ないくらいの休憩時間があり、学校近くのベンチで母と話して時間を潰した。この時のあたしは学校に向かっている時より明るくなっていた。「大丈夫だった?」と不安そうな母に「割と早く終わったよ!携帯とカギポッケに入れたまま体重測ったからバカほど重い数値出た!笑」と笑って話せる余裕があった。
母は心配して「ちゃんとリクリエーション行ける?」と聞いてきた。「行く気ないけど、行く!自己紹介だけして話つまんなそうだったら途中で帰ってくる!」と冗談交じりに言った。




そんな話をしてあっという間に30分が過ぎ、
リクリエーションの会場に行った。
だが、会場の前にホワイトボードが出されていた。
「本日の○○科のリクリエーションは学科長に急遽、別の予定が入ったため中止です。」
やったーーーー!と思い、猛ダッシュで母の元に戻った。
母に「もう終わったの?」と聞かれ、「うちの学科だけ中止なった」とホワイトボードの写真を見せ、「あらー、そうなんだ。じゃあ帰るか」と母が言いその日は母と2人で家に帰った。
帰りの道中、最初は母にリクリエーションの中止を疑われ、半泣きしながらもホワイトボードの写真を何度も見せ、筆跡もあたしのじゃないことを何回も訴えた記憶がある。
こんな感じで予備登校日が終了した。








予備登校日の1日の出来事を話すだけでも2500文字を超える分量になってしまったので、続きは次回のnote.で話していこうと思います。





このペースで話していくと、大学時代だけでもnote.3〜5個分にはなってしまうと思います。
でもできるだけ、読んでくださる方に伝わりやすいよう、心がけて書いていきたいです。
多くはなってしまいますがご了承ください。
何卒よろしくお願いいたします。




次回は入学式〜大学に通い始めた頃の話をできたらと思います。
あたしは気分屋なので、全く違う話をするかもしれませんが読んでいただけたら幸いです。




その時は、のちゃみは妖精だから〜(笑)と笑って流していただけたらと思います(笑)
それでは、次回のnote.もお楽しみに。

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