新年の抱負2021
今年の年賀状には、
「健やかな年になりますように」
という願いを綴りました。
人の心配ばかりしていた自らが
体調を崩すようになり、
初めて街中で倒れ、
救急車に運ばれた2020年末。
コロナ禍にも関わらず、
突然倒れた見ず知らずの人の背中をさすり、
抱えて支え、震える私の手を握り温めてくれた人たち。
苦しくて辛くてどうしようも無くても、
その温かさはしみわたってくる。
私は病気に苦しむ人を助ける「薬」を通じて、
たくさんの人を幸せにしたいと思ってきました。
しかし、特効薬として開発された薬は、
その作用の強さから
人の人生を呑み込んでしまうこともある。
自分の人生の舵取りを、
病気や薬や他のものに取られてしまうなんて
勿体無い。
「自分の人生の主役は自分」
本当にそう生きるために何が必要でしょうか。
それは、
「己を知ること」です。
自分の人生を歩むのに必要な、
自分の身体のことについて、
誰かに判断を譲ってしまうのでは無く、
自ら感じ、理解し、選択して生きていきたい。
それを手助けしていく。
今年はその方法を組み立てる土台づくりの年にしたいと思います。
どんどん首を突っ込んで、どんどん吸収していきたい。
ためらわず。
(写真:2020年最後の夕日)