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「ロシア・ウクライナ戦争」ツイートまとめ(2022年3月2日)
3月2日のまとめです。ドイツ・メディアも落ち着きを取り戻してきました。また、週刊新聞ツァイトなどの論稿は読み応えがあります。もちろんまだ全て読めていません。すごい分量なので。一応、まとめルールは全ツイートではなく自分用の備忘録として。また、公人・メディアは別として個人の引用リツイートはまとめません。
私も「100対0」はありえないと思っている。ただ、「死ななくてよかったはずの民間人が殺されている今この時」では、本Tweetが恐ろしいものだと言い切れます。現時点の日本で強力な軍を持ったらどうなるかが象徴されている。つまり「民間人軽視」です。(続) https://t.co/R5qgi7U8oP
— noby (@nob_de) March 2, 2022
(続き)田母神氏のみならず権力中枢に近い人が、民間人が殺されている戦争の最中で「ウクライナも…」という場合、私たちがチェックすべきは「ロシアに毅然と戦争中止を申し入れているか」です。ロシア大使館のツイートを引用したりして抗議しているか。ここが大事です。権力に近しいのであればこそ。
— noby (@nob_de) March 2, 2022
ドイツのニュース:ベルリナー・モルゲンポスト紙。すでにTLでは先日話題になったウクライナからの避難民でアフリカ系の人々が差別された話題。私のツイートへのリプで「白人だから/ヨーロッパだからウクライナは大きな話題に」というのが付くが、その先を考えたい。(続) https://t.co/ddJoDA2T5P
— noby (@nob_de) March 2, 2022
(続き)確かに、ウクライナは「ヨーロッパだから(EUにも入ろうとしている)」は正しい。「これが日本やアジアだったら…」と思うのも当然。ただ、既に欧州内には単純に「人種」では括れない多様性があり、日本語のツイートのいくつかではそれが無視されている。(続)
— noby (@nob_de) March 2, 2022
(続き)さらに、今回は不幸なことだが「これがアジアだったら…」を現実化させない機会になると思う。「大きな歴史」すぎて歴史研究者としては完全に同意できないが、参考としてはシャイデル『暴力と不平等の人類史: 戦争・革命・崩壊・疫病』東洋経済新報社、2020年など https://t.co/MIuOE0d2St
— noby (@nob_de) March 2, 2022
このニュースで直ぐさま想起されるのが「今までの日本の難民への態度」。国内の一部の人気取りのために国際的に重要なイシューを等閑にしていると、国際問題が起きたときにプレゼンスを保ちにくくなるということ。結局、近視眼的「愛国者」は国を貶めていたわけです。転換点となることを祈ります。 https://t.co/4SHwrrYrHA
— noby (@nob_de) March 2, 2022
ドイツのニュース:先日発表されたドイツ連邦軍への13兆円の特別予算案などだが、与党・社会民主党内の左派では反対意見が出てきている:Sondervermögen und Wehretat: SPD-Linke lehnen Militärpläne von Kanzler Scholz ab https://t.co/B4uNuaMkrG
— noby (@nob_de) March 2, 2022
ウクライナへの反対意見。当然言えます。ただ「熱狂」も「不気味」もコインの裏表。何度も繰り返しますが、2022年3月2日時点「死ななくてよい命が奪われている」事実が前提。できることは、どっぷり呑み込まれずに事態収拾後も見据えた知の種を蒔き続けることかと。
— noby (@nob_de) March 2, 2022
歴史学者は過去を分析しているので「事態が進行しているとき」の発言を苦手とする人も多いでしょう。それでよいと思う一方で、事態が進行しているから「過去から分析したこと」を、未来への楔あるいは発展的な見解として種まくことができるのだと思っています。
— noby (@nob_de) March 2, 2022
正直、私、心の中では「不謹慎」と思われるであろう研究上の好奇心も抱えています。とくに、ウクライナで活動する女性の民間防衛組織については注視していますので…。
— noby (@nob_de) March 2, 2022
とくに私は、日々、戦争とくに空襲、民間人が犠牲になる歴史について取り組んできました。例えが良いかは分からないけども「医者が手術時に心を揺らさないように」、私もまた戦争について一般の方に比べれば比較的距離を置いて考えられます。ただ、この事態は期待していたわけではなく不幸なことです。 https://t.co/WU16qTTvNZ
— noby (@nob_de) March 2, 2022
ドイツのニュース:昨日の南ドイツ新聞の読者からの投稿。平和研究や平和運動の存在が問われている、と。私見だが日本でもウクライナ侵攻反対は叫ばれるが、ウクライナへの武器移送や義勇軍の呼びかけなどには言及されない。これについて考えていかないと、平和研究は意義を失うと思う。
— noby (@nob_de) March 2, 2022
ドイツのニュース:ミュンヒェン大衆紙tzは「ウクライナ危機一色」。戦場の情報、ハッカーの脅威、避難民、避難民を助ける人々、そしてデモなど。市内の大規模デモでは、バイエルン州首相からミュンヒェン市長も参加とのこと。この雰囲気では立ち止まって考えるのは難しい。 pic.twitter.com/3IB1EzfRqm
— noby (@nob_de) March 2, 2022
ドイツのニュース:週刊新聞ツァイト(高級紙とも言う)で興味深かったのが、映画監督・映像作家アレクサンダー・クルーゲへのインタビュー。空襲に関する作品もある。「戦争を戦争で終わらせることはできない」と指摘し、ウクライナの指導者が”英雄”として映し出されることへの危惧を述べる。
— noby (@nob_de) March 2, 2022
ドイツのニュース:ミュンヒェン市内では通常よりも新聞は売り切れがち。ざっと見渡して、印象的なのは南ドイツ新聞やツァイト紙などがウクライナ出身や現在もウクライナに居る作家・詩人・哲学者の記事を掲載することが多い点。文化や学術による連帯の重要性が浮き彫りに。
— noby (@nob_de) March 2, 2022
ウクライナ侵攻に関し、日本で今回の事態を前提とした国防力を高める議論が進められるのは危険です。そんなことしたら、どこも強い国防力を持つことになり「力と力の時代」になる。長期的視野からは下の下策です。こうならないように、外交・文化・交流、そして政治の交渉力を磨く、これが第一。
— noby (@nob_de) March 2, 2022
こういうの「夢想」なのは分かっているのですが、日本外交としては「ドイツの軍事予算増大」を牽制するくらいの気概を見せてほしいのですよ…。将来の軍備縮小をリードするためにも。
— noby (@nob_de) March 2, 2022
戦争に反対するロシアの人々への言及があります。私も同じ気持ちで、むしろ今こそロシア語を学び、ロシア文学が読まれてほしい。もちろんロシア史も>日本ロシア文学会、ロシア軍のウクライナ侵攻への抗議声明 https://t.co/OdhsXbAdfX
— noby (@nob_de) March 2, 2022
あと正直、今この状況でロシア文化とかロシア料理店を攻撃したり、ロシアとの交流を絶ったり、ロシア語を忌避したりするのとか全く理解できない。これは私がネジが抜けているのか?真面目には、そういう文化アプローチじゃないと本当の意味で「戦争」は終わらない。不謹慎には「良い機会」だとも。
— noby (@nob_de) March 2, 2022
Twitter上で「ロシア文学を読もう」みたいなムーブメントが起きるかと思いきや起きていない?私が今、日本にいないから「空気」が読めてないのか。いや、空気なんか読むより文学を読もうって思うけども。とりあえず、ウリツカヤ『緑の天幕』を買ってみた。地下鉄移動用の読書 https://t.co/Q7cMRneDsG
— noby (@nob_de) March 2, 2022
ドイツの語学学校でドイツ語を学んだ人なら、ロシアやウクライナから来た人と一緒に学んだ経験があると思う。DAAD留学生で医者の卵のセルゲイ(出身は確かオムスクだったか)は呑み仲間だった。懐かしくもあるけども、今は心配だ。
— noby (@nob_de) March 2, 2022
またまた書くか悩んだんですけども…。ロシア兵の殺人へのストレスが高まれば高まるほど、「誰」が殺したか分からず遠くで目の当たりにしなくて済む殺害方法、つまり大量破壊兵器使用の可能性は高まっていくということ。
— noby (@nob_de) March 2, 2022
最初のエピグラフからどうしても引用したくなるくらい、良い予感しかしない。 #ロシア文学を読もう https://t.co/LyJxdGa21A pic.twitter.com/pxGPkEe1YZ
— noby (@nob_de) March 2, 2022