ISAKと日本の高校生の決定的な違い
今日はISAKの生徒と日本の普通の高校に通う生徒の違いについて書いて行きたいと思います。
Top of Top な学生たち
まず、私が主催する雪山インターナショナルキャンプに来るISAKの生徒は基本的に各国の熾烈なUWC選抜試験を勝ち残って日本に派遣されている生徒ばかりですので、基本的な能力は物凄く高いです。希望する進学先を聞いて見てもアイビーリーグの大学名がぽんぽん出てきます。
しかし日本にも学業が優秀な生徒はたくさんいて、日本の受験戦争に挑む進学校の生徒などは下手したらISAKの生徒よりも勉強時間は長いかもしれません。
時間の使い方
ではISAKの生徒と日本の生徒の何が一番異なるのか、それは時間の使い方を自分で決められるかどうかです。
ISAKの生徒は自分の時間の使い方をほとんど自分でコントロールしていて、こなすべきタスク、やりたい勉強、息抜きをする時間、ボランティア活動、課外活動、これをそれぞれの生徒が自分で責任を持って決めて行きます。他の友達が遊んでいても、「私は9時から勉強をすると決めているから図書館に行くわ」と言い、他の生徒は遊びに集中し違う時間にしっかりと勉強します。他人は他人、自分は自分のペースで、というのが徹底されています。
セルフコントロール
日本人の高校生はどうもこういう感じではなく、みんなが勉強するときに私も勉強する。みんなが遊んでいるので私も遊ぶ、という感じで、集団でいるときには大人がある程度時間を管理しないと自分でコントロールできないように思えます。
確かにみんなが遊んでいるときに自分だけ勉強を始めたら輪を乱すかもと考えたりするかもしれませんが、ISAKの生徒は基本的に日本で言うところの「他所は他所、うちはうち」と言う考え方が根底にあり、自分をコントロール出来るのは自分だけと言う自立心が非常に強いように思えます。
なので、ISAKの生徒にはこちらから最低限のルールを伝えるだけであとは自由時間をそれぞれ上手に使って楽しくも有意義に生活してきます。
日々決定力を鍛える
この「決める」という行動を日々実践して行くと、自分が進むべき進路ややるべきことが明確になって行き、顔つきも自身に満ちています。
日本の高校生に比べてISAKの生徒が大人っぽく感じるのはこの辺に理由があるのでしょう。