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パデルはテニスを超える「エンターテインメントスポーツ」

Bonjour.

無事に日本に帰国し、日常生活を取り戻しています。

パリでは、マスクをしている人はほとんどいませんでしたし、
頬を合わせる挨拶もしていて、コロナはもう過去のものと言わざるを得ませでした。
早く日本も日常を取り戻してほしい。。。

さて、前回・前々回の記事でGreenweez Paris Premier Padel Majorについて、大会概要と選手目線のnoteを書きました。

パデルの「メジャースポーツ化」が本格的に進んでいます。

今回、パリで感じたパデルの世界の第三弾!最終回です。

全仏オープンの地、ローランギャロスでパデルの大会を行うということ

決勝戦の様子

ローランギャロスは日本でいう日本武道館のようなところで、パリの聖地での開催となりました。
※ローランギャロスは、テニスだけではなく、バスケやコンサートなども行うようです。

パリ市内にはパデル施設があまりない(5箇所程度)なかでの開催で、どれだけ人気があり、観客が集まるのか注目していました。

結果として、大会通して25000人の観客が来場し、準決勝(土曜)・決勝(日曜)はそれぞれ5000人が来場し、非常に盛り上がる大会でした。

場づくりとしてのローランギャロス

ローランギャロスの敷地内には広場などもあり、ファミリーなどが集まる「場づくり」としての機能があると感じました。

露店やスポンサーのブース出展だけではなく、モルック・ペタング・カーリングの体験スペースがあり、行くだけで楽しい場所と思わせる設計がなされておりました。


エンターテインメントとしての「パデル」の興行

テニスは、イギリス発祥で紳士のスポーツとしてテニスの試合は試合前中
後の演出はそれほど多くありません。
パデルも、テニスに似ているスポーツでもあるため、プレー中は静かに見る(サッカーやバスケはプレー中に応援している)スポーツで、これまではプレー前後でもそれほど演出がありませんでした。

今回のプレミアパデルでは、観客を楽しませるためのエンターテインメント要素が組み込まれていました。

こういったちょっとしたサウンドエフェクトや演出によるユーモアや雰囲気作りがまた観に行きたいと思わせる要素だと思います。

「魅せるスポーツ」として、パデルはテニスを超えるスポーツに必ずなると確信した瞬間でした。

パデルの未来

FIP(パデル国際連盟)はパデルをオリンピック競技にするために活動していることを表明しております。
明確なターゲットは2032年のブリスベンオリンピックです。

オリンピック正式種目に採用されるためには、全世界でパデルが流行っていることを証明していく必要があります。

①ヨーロッパ
そのなかで、ヨーロッパでは2024年パリオリンピックの前哨大会となる、2023ヨーロピアンゲームズ(ポーランド開催)にて、パデルが競技に採用されることが決定しています。

https://www.padelfip.com/2021/05/26/historical-padel-marks-its-future/

②アメリカ大陸
アメリカ大陸では、2022年3月にパデルシニアワールドカップがラスベガスで開催されたり、今度のPremirer Padel Major大会がメキシコで行われることとなっています。

③アジア・アフリカ・オセアニア大陸
そして、アジア・アフリカ大陸では、今年8月末から行われるアジア・アフリカ予選がエジプトで開催、10月末からの世界大会がカタールにて行われます。

つまり、全世界でパデルの大きな大会が開催されることとなっています。

おそらく、オリンピック競技以外でここまで世界規模で大会を開催して、集客できている競技はないでしょう。(あったら教えてくださいw)

日本が取り残されないために

とにもかくにも、パデルは全世界でとんでもないスピードで流行っています。

コロナがあり、日本はここ2年鎖国状態となりました。
世界との分断・情報が入ってきていない状態となっていますが、昨年のアジア予選・世界大会および今回パリに行ったなかで、日本は完全に世界と比べるとかなり遅れていると感じました。

「遅れている」と知っているからこそ、日本パデル協会のメンバーは危機感を感じ、動き始めています。

これからの10年がパデルにとって歴史を創るときであり、最も重要な期間となるでしょう。

今年8月には東京都調布市、10月には埼玉県大宮市、11月には東京都墨田区にパデルコートがオープン予定です。
スポル品川大井町にパデルコートが出来たときのインパクトかそれ以上のインパクトのある場所にパデルコートがどんどん誕生していきます。

国内にコートが50面を超えると、一気にコートが増えるという歴史があります。今年中には日本国内で50面を超える予定です。

近々日本でもスーパービッグニュースをお届けしたいと思っています。

来年以降、日本のパデル界はさらにアクセルを踏んでいくことになるでしょう。お楽しみに!

みんな大好きChingottoから日本へのメッセージ

今大会の準優勝者であるChingotto選手に話を聞くことができた。
Chingotto選手は、身長170センチ(実際にはもうちょっと小さい)ながら世界トップで活躍している選手です。
体型も日本人と変わらない背格好であり、最も見本となる選手の一人である。
「日本でもパデルが流行ってきていることは非常にうれしい。日本のような規律を大事にする国でも必ずパデルは流行るだろう。(僕のように)小さい選手でも練習をすれば、上手くなるし、今後世界の舞台で日本人と戦えることを楽しみにしている。頑張って」というメッセージをもらった。

まとめ

本当に本当に世界ではパデルが流行っています。
それを実感するパリでした。

特に、エンターテインメントスポーツとして、「パデル」が魅せるスポーツとなっていくことを確信しました。

日本ではまだまだこれからですが、とんでもないポテンシャルを秘めているスポーツです。

全日本選手権などで今回得たものを還元していきたいと思ってます。

さらにまずは、多くの人にプレーしてもらい、パデルの魅力を知ってもらいつつ、見るスポーツとしても、国内でも早急に土台作りをしていきます。

パデルに興味を少しでも持っていただいた方はご連絡をお待ちしております。

Appendix 日本に帰国する際の注意点

海外旅行の備忘録です。

日本に帰国する際にこちらのフォーマットが必要になります。
PCR検査場にこの用紙を持って行って、病院のサインとともに結果を記入してもらうのがマストです。このフォーマットに則っていない検査結果表だとデータの付け合わせに時間がかかるらしく、無駄な時間を過ごすことになるので、必ずこのフォーマットに記載してもらいましょう!
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html

ファストトラック申請は必ず行っておきましょう。日本の空港に戻ってきたときに、青い画面を見せるだけでほとんどの検査はパスできます。

これさえ済ましておけば、帰国時にスムーズにお家に帰れす。

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