感情は人生のスパイスだ!
昨日も家内から掃除機のかけ方がなっていないと小言を言われ、カチンときて腹が立ちました。これは喜怒哀楽の「怒」ですが、人生生きていると、喜怒哀楽は日常茶飯事のことですね。
よく怒ることは身体によくないから、なるべく怒らないようにしたほうがいいと言われることがあります。怒ると副腎皮質からアドレナリンというホルモンが分泌され、このアドレナリンは、血圧・脈拍や血糖値を上昇させるとのことで、確かに身体にはよくないかもしれません。でも腹が立つのは、腹が立つので、私は自然現象だと思っています。
また、何か他人から言われたことに対する怒りがエネルギーとなって、仕事をはじめとして自分が取組んでいることを頑張って、結果的に大きな成果に結びつくということもよくあることですね。
一方で、少し前にウイリアム・グラッサーという精神科医が提唱された「選択理論心理学」というのを少しだけですが、学びました。ということで、あまり詳しくは書けませんが、そこでは、人間の行動は4つの要素からなりたっていて、その4つの要素とは①行為(食べる、歩く、話すなどの動作)、②思考(考える、思い出す、想像するなど頭を働かせること)、③感情(喜怒哀楽などの感情)、④生理反応(発汗、心拍、あくびなど)ということです。
そして、この4つの要素のうち、自分が直接コントロールできるものは①行為と②思考だけで、③感情と④生理反応は直接コントロールできないということです。そのため、例えば怒りという感情はコントロールできないので、その怒りの感情に焦点を当てずに、自分の考え方や行動に焦点を当てコントロールすることはできるのではないか、というようなことでしたが、なるほどなぁと思いました。
そんなふうにコントロールすることができない喜怒哀楽という感情ですが、改めて見つめ直してみると、もし感情が無いとしたら、これまで生きてきた約65年の人生は味気ないものになっていたんではないかなぁと思いました。
逆に喜怒哀楽という感情をいろいろと味わってきたからこそ、自分の人生が豊かなものになったんではないかと思いますし、思い出話しもその時に味わった感情などを交えて話すことで、興味を持って聞いてもらえるのではないかと思います。
そこで、ストレス学説の提唱者ハンス・セリエ博士の「ストレスは人生のスパイス」をまねて、「感情は人生のスパイス」という言葉が思い浮かびました。美味しい料理には適度なスパイス(調味料など)が欠かせないように、豊かな人生を送るには感情は欠かせない、いわばスパイスのようなものだということです。
ちなみに、怒りの感情は持ったままにしておくと、やはり身体には良くないので、私は、はせくらみゆきさん、という方の著書に書かれていた「怒りはヒカリ」という言葉を唱えて、怒りの感情にオサラバするようにしています(笑)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。