ここが、庄九郎的人間の
特徴ともいうべきものである。
庄九郎の同時代でも、
人は「蝮」といって
かげで悪口をいったが、
庄九郎の耳には入らない。
人間の悪口が、
耳に入らない
“たち”の人間なのである。
すくなくとも、
人が悪口をいっている、
などカンぐったり
気にしたり
神経を病んだり
しない“たち”の
人間なのである。
だからこそ、気にしない。
見えざる人の悪罵を
あれこれと気に病むような男なら、
行動が萎える。
(司馬遼太郎 著
『国取り物語2』)
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私も、庄九郎のような、
そういう“たち”になりたい。
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