飛鳥サイクリングと如意〜合宿2日目②
フォトクラブ二日目の合宿の後編。談山神社からのタクシーで石舞台へと向かう。
みんなで石舞台を見学する前に、ミステリーロマンASUKA飛鳥王国パスポートを購入する。こちらは100円。
こちらは、100円とは思えないぐらいかっこいいパスポートで、石舞台遺跡始めたくさんの施設の割引のクーポンが付いていて、地図や飛鳥の歴史、観光のポイントやモデルコースなどが詳しく書かれていて各施設でスタンプも押すことができる。
パスポートを持ってみんなで石舞台古墳へ。
蘇我馬子が埋葬されていたと言われている石舞台。入鹿の首塚はあるけど、蝦夷の墓はどこにあるんだろう、と思って調べてみると甘樫丘の近くにある小山田古墳がそうではないかと言われてるらいしいですね。石舞台も立派な古墳だけど、小山田古墳の方が大きな古墳だったとのこと。パスポートにもあるようにミステリーロマンですね。
石舞台の隣は大きくて広い芝生の公園になっていて、そこも本当に気持ちが良い場所。その前にある飛鳥レンタサイクルの石舞台営業所で自転車を借りる。ここで注意しないといけないのは、乗り捨てを選ばないといけないこと。少し割高にはなるけど、駅前で返却しないといけないからね。ここで、一人の友人は自転車で帰り、もう一人は別のルートで行くということで、残った友達たちと一緒に行くことに。
まず、岡寺へ。ここは、お寺に行くまでの山道がとても急で途中からは自転車を押しながら行かないといけない。もう無理!と思うところに自転車の駐輪場があり、自転車を止めてからの坂道も中々だ。
日本最初の厄除寺であり、日本一の塑像のある岡寺。御本尊である如意輪観音の独特なお顔を見てると、とても有難い気持ちになる。
岡寺の御朱印をいただいて、自転車に乗って酒船石へ。ここには亀形石造物もあり、前回訪れた時に、亀形石造物を見た後に、丘を少し登った所に屋根をつけて保存されている石垣を見た時に、
その頃、飛鳥初心者の私はこれが酒船石なのか?と間違うという痛恨のミスをしてしまったことがあり、この日は絶対見るぞと心に決めて向かった。何度もここで書いている松本清張の「火の路」でも重要なキーとなっている酒船石。
幾何学的な文様が彫られている酒船石。
何のために使われたのか、正確なところはよくわかっていない。後世にお城の石垣を作るために削られた部分があるのが、本当にもったいない。完全な形でこの面白い文様を眺めてみたかったな、と思う。私はこの石は斉明天皇の両槻宮の庭園の一部というので間違いないんじゃないかと思っている。などとつらつら考えていたら私が言いたいことを的確に伝えておられるブログがあった。
そして、亀形石造物へ。
このところ、飛鳥の石についてずっと考えたり読んだり、奈良文化財研究所の飛鳥資料館へ行ったりとしていたので、この酒船石を見れて気になる飛鳥の石を全部見れたので嬉しくなった。この飛鳥以外では見ることのない石の文化の面白さには興味をそそられる。そしてこのユーモラスな石の時代はどうして終わりを迎えたのだろう。
などと思いながら私たちは飛鳥寺へ。日本最古の仏像を拝む。
鞍作止利が作ったというこの飛鳥大仏、なぜ、国宝じゃないんだろう!この大仏は制作当時609年から一度も少しも変わらずここに座り続けていらっしゃるのだ!
自転車は橿原神宮前駅にある飛鳥レンタルサイクルの営業所へ。みんなお腹が空いてきたので、5時半に予約していた大和八木の「如意」を4時からの予約に変更。またみんなが集まって美味しい料理をたくさんいただいた。
たくさん料理をいただいたのに、〆のしじみ汁しか写真が無いw
参加したみんな、楽しかったかな?また今度はどこへ行こうかしら。
22.11.224