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大阪歴史博物館の「古代の都 難波京」

大阪歴史博物館古代の都 難波京の特集展示があるとのことで初めて行ってみることにした。その頃、電車の吊り広告でよく見ていた「あやしい絵」展も折角なので行ってみようとしてみると。。。

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びっくり!コロナ前の印象派展ぐらい人が多い!!!大阪だから?それともテレビで最近やったのかな。。。チケットから並んで、入ってからも三重ぐらいになって見た。久しぶりに嫁に絵を一々延々と説明するじいさんも見た。あれは本当にうっとおしい。そして何も言えなくなってしまった奥さんの人生を思ってしまう。。。。
あやしい絵は、怖い絵のパクリいや、オマージュ展覧会名だと思うけど、怖い絵が流行ったからこういうタイプの名前が増えそうやな。。。知られていない人の名前の展覧会よりもわかりやすさがあるもんね。。。


展覧会を見て、大阪歴史博物館へ。この建物、大阪NHKの隣、大阪城の近所にあるでかいビルで神戸のポートピアホテルみたいな楕円形。3〜5階はこわい絵展をしていた美術館、7〜10階が大阪歴史博物館の常設展にになっていて、上から古代中世近代とフロアごとに時代が変わるようになっている。

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一番上の古代のフロアでは難波宮の大極殿が実寸ぐらいで再現されていて、そしてその場所はほんまに難波宮があったところらしい。

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楕円形の建物の隅に難波宮を発掘した博士のコーナーがあってそこが面白かった。この歴史博物館があるあたりで軍需工場を建てようとしていたときに瓦が見つかった。それが古代瓦でそれまで難波宮は日本書紀には書かれているのに場所がわからない幻の宮だと言われていたけど、そこからその山根徳太郎博士が粘り強く発掘調査していたら、なんと鴟尾(屋根の上の鯱鉾みたいな位置でくるんとなってるとこ)の一部が出てきて、それから柱の跡、石の階段の一部が出てきて難波宮はあった!って証明されたらしい。その時山根先生は「われ、幻の大極殿を見たり」という名言を残したんやって!かこい〜w

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古代の展示コーナーに行くとよく瓦があって、あんまり面白くないなと思うんやけどw、瓦って1000年ぐらい軽く残っていてほんますごいよね。奈良時代の瓦って最先端の技術で憧れだったらしいけどこれまで残ることになるとは古代の人も思ってなかったやろなあ。これぞ天平の甍やね〜。
難波宮はその後長岡京の長岡の宮に遷都されるんやけど、その時に柱や瓦を解体して持っていったんやって。それも瓦が同じなんでわかったらしい。瓦すげーw
その山根博士の運動のおかげで難波宮のあとは公園として整備されて飛鳥とかによくある風景みたいになっている。博士は粘り強くてすごいわ。今の維新やったら絶対他に活用するって言いそうやけどw


中世のところは商人文化についてで、そこも面白かったんやけど、その解説を映像で文楽人形がしているのに、声を愛之助でさせるところがなんか恥ずかしかったわ。。。。なんで太夫にさせへんのやろ。。。。。

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近代のところは、ネオンと芝居小屋でにぎやかでちょっとわくわくする感じ。

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個人的には、以前何故かたどり着いてしまったけど、写真は絶対撮ってはいけない「鎌八幡」の模型があってビクッ!となったのであった!

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21.7.11

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