赤ちゃんからの発達の危機
(申し込み締め切りは11月27日(金)です!)
先日、ある保育園で、
子どもたちの目の様子がおかしいことに気づきました。
内斜視(寄り目)傾向、視機能発達不良と思われる子どもが
多いのです。
私は眼科医ではありませんから診断はできませんが、
くるくるした真ん丸黒目で、左右のバランスが偏っています。
みなさんの知っている子どもたちはいかがでしょうか。
ちょっと気にかけてみていただけませんか?
スマホのような小さい画面を長時間見ていると、
子どもは寄り目になっていくことがあるようです。
また2ヶ月後以降、外遊び不足で太陽光を浴びていないと、
視機能が発達しにくいそうです。
子どもたちは家に帰ると、 youtubeなどの番組をよく見ているとのことでした。
その認可園には、園庭はほとんどなく、
一日に長くて1時間位、近くの公園に連れていっているとのことでした。騒音(子どもたちの声)対策のために、もともと小さい窓も開けられず、風は入らないとのことでした。
一方で、外が暗くなる夕方以降に、眩しいくらいの照度で
電気をつけていました。
流行りの木材を多く使った園でしたが…
赤ちゃんたちは一日のほとんどを屋内で過ごし、
どうやって五感や感性を発達させていくのでしょうか。
また、去年までは、
保育者がマスクをしていると、
赤ちゃんたちが手を伸ばしてマスクを取ろうとしたのに、
今年の赤ちゃんたちは、
最初からマスクだからなのでしょう、手を出さないそうです。
赤ちゃんは、向き合った人の顔で表情を学ぶのですが、
保育園の赤ちゃんたちはこれからどうなっていくでしょうか。
とてもお人柄の素朴で優しい園長先生でした。
明るくて仲良しの保育士さんたちでした。
でも、気づいておられませんでした。
何とか伝えていきたいと思います。
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先日、中学生たちの身体運動能力が落ち始めている、
という報告もありました。
小学生が転ぶと顔面を打って歯を折るということなどから、
歯医者さんたちも発達の変化に気が付き始めているようです。
10年以上前、テレビ番組のシンポジウムで、私は
「発達に変化が起きていることが懸念だ」と発言したのですが、
その時は、小児科医の先生が
「変化はしていない、子どもは子どもだ」と発言なさり、
小児科医の先生の発言部分が放映されました。
でも、今となってはどうでしょう?
コロナ禍の影響もあるのですが、
それ以前からの子どもたちの発達がかなり変化しています。
赤ちゃん時代の変化が、
10年後の小学生、15年後の中学生の発育状況につながっていきます。
しっかりと経年変化を追っていくことが必要だ、
と私は考えています。
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発達の変化が起き、育てにくい子どもが増えているとしたら、
子育ても教育も今よりさらに大変になり、
親や教師のイライラも募ります。
関係性も難しくなるでしょう。
まず、現状を知るために、
12月5-6日に、
子どものからだと心・連絡会議の総会に参加してみませんか。
オフライン、オンラインの両方で開催されます。
チラシはこちら。
今、日本の子どもたちが示す心と体のデータは、
被虐待児の示す心身の状態に酷似しているそうです。
警戒的過覚醒状態にあるという結果も、
睡眠・覚醒機能が乱れているという結果も出ています。
(いずれも、研究結果に基づいています)
5日(土)は、そのような研究結果を、
縦断的なデータをもとに読み解いていく時間と、
コロナ禍の子どもたちのからだや心の様子を
アンケート調査をもとに考える時間が予定されています。
6日(日)は、緊急企画として
コロナ禍の子どもたちの実態を共有するシンポジウムが
開催されます。
連絡会議自体は、乳幼児のことをあまり多く扱っていませんが、
今の学童期以降の子どもたちの現状がわかります。
ぜひ、参加をご検討ください。
KODOMONOKARADATOKOKORO.COM
kodomonokaradatokokoro.com
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