外でいつも自由に育っていたら、子どもはキーキー言わない
映画『遊びのレンズ』@下北沢を見てきました!
まだの方、東京では7日(木)まで。オンライン予約受付中です。
毎日、終了後30分、日替わりでトークイベントがあります。
この後、だんだんと自主上映に切り替わっていくようです。
ナチュラルな刺激のあふれる外に連れ出せば、
嫌な音を立てずに遊べる子どもも、
家の中ではつまらなくなってすぐに泣く、甘える、叫ぶ。
刺激を欲しがって、テレビや動画を見たがる。
動物は狭いところに閉じ込めていると
ストレスが溜まって騒ぎ出すもの。
だから、家の中で子育てをすることには限界があります。
父親が育休を取ればいい、という話ではなくて、
例え父親が育休を取っても、
現代の家のつくりでは、その中だけでは大変なのです。
もっともっと基本のき。
外で、みんなで、子どもたちに自由度がある子育て、が必要なんです。
でもそういう子育てに出会わないまま、
苦労して子育てしている親たちがたくさんいます。
そういうふうに育てられない子どもたちが多数になっています。
「こうするといいよ」とか、
「あそこにいいところがあるよ」とか、
「それはやめておいたほうがいいよ」とか、
「今そうしていると、あとでどうなるよ」とか。
子育てのコツや情報をちょっと言ってもらえるだけで、
知るだけでグンと楽になることもあるのに、
その一言を聞くために、
youtubeを見たり、講座に通ったりしなくてはならないのが、
今の子育て。
どうにかならないものかと、
世田谷で動いてきた人たちがいて、
それはもう、国のシステム、を超えて先を行っています。
奈良の自然豊かな環境で育って、
東京世田谷で子育てをしているパパでもある
植田泰さんは、日本プレイワーク協会の事務局長。
ビオキッズというイベントも開催してきたこの映画のプロデューサーです。
私も協会理事をしていて、その仲間です。
イギリスにはプレイワークという学問があって、
プレイワーカーという専門職がいて、
子どもたちが遊ぶ環境づくりをしています。
それはいまや、世界に広がってきています。
日本でもきちんと専門職としての認知を高めて、
研修もしていこうという団体が、日本プレイワーク協会です。
(ここ数年で、プレイワークという言葉が急に多義的に使われるようになってわかりにくくなっているかもしれません。プレイワークとは
「1980年代にヨーロッパで生まれた、新しい専門分野。
子どもと関わる専門職の人たちの中で培われて来た、
環境づくりや子どもとの関わり方の経験や知識を、
専門知識として学べるよう体系的に構築された。
以降、イギリスやデンマークなどのヨーロッパ各国では、
保育園や児童館、冒険遊び場といった
既存の子どもと関係する場所だけでなく、
小児病院や少年院、児童養護施設といった、
子どもが関わる多くの場所で、
専門知識を備えたプレイワーカーが活躍している」
毎日終了後に30分あるトークイベントにださせていただきました。
遠方からいらして下さった方もいらして、
その後に見に来てくださっていた皆さんとおしゃべりして。
見れば何かを話したくなる。
そんな映画です。
プレーパークやプレイワークを紹介する映画は、
これが初めてかもしれません。
冒険遊び場とか自主保育とか森のようちえんとか。
子どもが毎日を過ごす場所のあり方を
もう一度、考えてみませんか。
ちなみに、昨日のトークでは、
日本プレイワーク協会のご紹介以外にも、
私が代表理事を務める一般社団法人ジェイスが
何をしようとしているところなのか、
子どもたちへの社会的マルトリートメントとはどういうことか
なども、お話ししました。
複雑で難しいことに取り組もうとしているけれど、
説明が面白かった、わかりやすかった
と言っていただけました。
のちに編集してアップされるそうです。
おまけ)
主演男優さんの荒木貴裕さんもいらしてくださって、
パンフレットにサインをもらってしまいました。
上の写真も撮って下さいました。
この映画ではサラリーマン役なんだけれど、
他の作品では、殺陣や乗馬をなさっていたりして、
素顔がさわやかな方でした。ラッキー!
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