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今、求められる根本的な原因の分析

新型コロナは、禍だからこそ、生活という観点から考えると、
いろいろ痛みを伴う示唆を与えてくれてもいる。

地域から離れた職場。
満員電車の遠距離通勤。
輸入に頼る食生活。
身体に悪い食べ物。
不健康な生活と生活習慣病。
風通しの悪い、締め切った建造物。
開放的でない狭い家屋と個室。
人も物も日光消毒のできない環境。
日頃からの近隣や親戚とのつながりが薄いこと。
助け合えない人々。
子どもと一緒に過ごすことに慣れていないこと。
出席のためだけに参加していた授業。
指示待ちの業務。
印鑑を押すだけの事務手続き。
生活不安を生む雇用形態。
社会的弱者の放置。
安価な海外製品に依存している物品。
貨幣経済に頼りきりの生活。
外に出れば交通事故の可能性。
家から遊興施設や観光地に逃げたい心。
穏やかに過ごせない家族関係。
税金や法や人権に対する無知。
政治を他人任せにしてきたこと。

これらを当然のものとしてスルーしてきた私たち。

日常をどうしたらいい?

北米のネイティブの人たちは(そして、日本の祖先たちも)、
七代先の子孫のために、
500年に一度やってくる大災害(Disaster)に備え、
「そのとき」のために今をどう過ごすか考えなさいと教えてくれていた。

「そのとき」を迎えてしまった私たちは、
日常をどう過ごすかを改めて考えるときなのだと思う。
今のこの選択は、500年後にどうつながる?

きっと学問するというのは、そういうことを考えるということだと思う。
それを智慧と呼ぶのだと思う。

※ 同名のワークを2008年頃から全国各地でやってきました。
 グループワーク「根本的な原因の分析」Root Cause Analysis 
 ビル・リー、マイク・バルクウィル著 武田信子・五味幸子共訳        『実践コミュニティワーク エクササイズ集』2005 学文社 p53

 
 



#コロナ禍 #ネイティブズ #大災害 #日常 #根本的な原因の分析
#コミュニティワーク #学問 #生活  

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