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ミッチェル家とマシンの反乱

マザーコンピュータというには少々しょぼいが
人類のほとんどを捕獲できたのだから大したものだったのだろうか。

機種変更に伴って捨てられるとわかったスマホのAIが
開発者のところで反乱を起こすのである。
蜂の巣のようなブースに一人ずつ人間を閉じ込めていくロボットは
旧型で、ファミリーの犬が「犬かブタか」を判断できずにショートする。
こまかなところが面白い。


モンチ
ドラえもんでも猫か狸かでショートするかも

対する四人と一匹の家族は、変人一家と呼ばれている。
映画を作りたい長女と恐竜オタクの弟と
工具のドライバーを手放さない父親と小学校教師の母親。

システムを破壊するためにロボットから逃げながら移動する一家を
見ているうちに思い出されてしまったのが
クレヨンしんちゃんの野原一家なのだった。
父ちゃんの靴下の代わりに、判別不能の犬がいて
父ちゃんの離れ業はなんでもドライバーで分解してしまう事で
子どもが捕まりそうになったら母ちゃんがキレまくる。
キレる母ちゃんは「みさえ」そのものだ。

アメリカの野原一家、それがミッチェル家なのかもしれない。
一国に一家必要なのかもしれない。

アイロボットの時より深刻なのは、家電などのほとんどにコンピュータが
仕込まれていることか。
アイロボットの、攻撃色のロボットがビルを登ってくるのは怖かったけれど、ビルの内部で全ての電気製品が反乱を起こしたりしたらとんでもないな とも思ったのである。



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nobuko fj
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