#真相をお話しします
昨年の本屋大賞にもノミネートされていたというミステリー短編集。
五編の作品が載っている。
その内の三編に、小学6年生が関係している。
ミステリーだから、人間関係を書いてしまうこと自体がネタバレになってしまうのだけれど、窃盗、パパ活、殺人 と小学生が当事者であると考えると、なかなかに恐ろしい。(窃盗はここでは万引きではない)
最後の作品では
自分の子どものごく小さいときから離島で育てて、純粋培養的に育てているのをずっと動画投稿、時には生中継で拡散していた三組の親子。
子ども二人は知らなかったが、一人は知っていて・・
映画「トゥルーマンショー」のようなこういうことを考える人が出てきても不思議ではない。自分の子を商品に仕立てている親。
面白かった。
200ページくらい。
一時間強で読み終えたことに感動。
速さを競っている訳じゃないんだけど。