見出し画像

#33経済3篇~ポストトークで時間内に答えられなかった質問について~

6月11日(日)のポストトーク

『ざくろのような』終演後にポストトークを行いました。登壇者は、中村ノブアキ/小平伸一郎/福田真夕/芦原健介の4名でした。
15日(木)にもポストトークしたんですが、こちらは時間内にすべて質問に答えられたので、11日(日)の分だけ。

左から中村、小平、福田、芦原

Q.初演から変えたところって有りますか?

A(中村).
脚本は少しだけ変えたところがあります。
ラウンジのシーンで今まではコーヒーか紅茶だったのをあえて「ざくろジュース」にしました。というのもなぜタイトルを『ざくろのような』にしたのか触れたかったから。(初演、再演では触れてない)
あとラストのセリフを変えました。今までは蔦くんのセリフで終わっていたんですが、野間にも言い返してほしいという欲求が目覚めたからです。
でもやはり大きく変えたのは美術です。初演はかなり具象美術だったのですが、今回はやや抽象美術にしました。研究室に入る自動ドアとか初演、再演にはなかったし。それは抽象美術にした方がこの世界を大きく拡げられると考えたからです。
それと俳優への要求も初演や再演では秘めていた(隠していた)気持ちを少しアウトプットしてくれと言いました。それは美術同様、その方が「経済戦争」という大きな枠組みで今の日本を考えてもらえるんじゃないかと思ったからです。

Q.初演を観劇した時、感銘を受けてその時勤めていた会社を辞めたので自分にとって思い入れのある作品です。あれから随分たち、自分も野間のように身にそぐわないほど自由に仕事をさせてもらえる環境にいる事に気づき、このままで大丈夫か心配になりました。うちも自分の代わりの仕事が出来るものはいません…

A(中村).
初演でそんな決断をさせてしまったことにやや戸惑いを覚えます。でも新しい環境は素晴らしいじゃないですかと個人的には思います。

Q.ざくろのような、舞台上で水分沢山取っているのが気になります ほんとに全部飲んでるのでしょうか?

A(小平).
飲んでます!←量は調整してますが笑
A(福田).
ざくろジュース、コーヒー、水全部飲んでます。楽屋で飲む水が全然減りません。
A(芦原).
私は飲んでます。出番の合間をみてお手洗いにいってます(笑)

Q.脚本・演出にあたって中国企業についてどのような取材をされたのでしょうか?

A(中村).
ぶっちゃけ取材してません。中国企業の書籍を数冊読んだのと、あとサラリーマン仕事で中国企業と仕事をしたことがあるのでそのときの記憶を繋ぎ合わせて創作しました。

Q.ここ1年観た演劇で一番面白かったです! 私は野間リーダー派でした。皆さん自身は配役の誰でしたか?

A(小平).
野間のように生きたい蔦派
A(福田).
前作では野間派だったけど、今回は蔦さんの気持ちもわかる。女性では典子、「焔」の下尾さんの考え方が好き。
A(芦原).
私も個人的には野間リーダー派です。

ありがとうございました!

東京は明日で千秋楽。『ざくろのような』と『つながるような』は愛知公演があります。

ということで東京公演で両作を見逃した方は愛知まで来ちゃっていいんじゃない。昔、「闇の将軍」シリーズを新潟で上演した時、東京から駆けつけてくれたお客様が多数いらっしゃいました。ホントに感謝感激でした。めっちゃ嬉しかったです。そんな感じで日帰りでも行ける愛知にてお待ちしております。
ちなみに『焔~ほむら~』は明日、もう1ステージあります。愛知ではやらないので大千秋楽になります。こちらもまだ入れますので、ぜひお見逃しなくお願いしたい。
公演詳細はこちらにて要チェック!

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしければ何らかのリアクションをもらえたら嬉しいです。



いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集