こんばんわ!おつかれさまです。
今回は、四十代~五十代男性に多いと言われる凍結肩と、石灰性腱炎についてです。
軟部組織損傷をとにかく連続でいっています。簡単なポイントだけ抑えておけば充分だと思います。だいたい、傾向がわかってくればおのずと正解を導きだすことができます。
ただ、頭の中である程度知識がないと判断できないので軽く抑えておけばいいと思います。
柔道整復師国家試験の臨床実地問題も最近捻られていることが多くなっている傾向にあります。
私も200点はいったものの、昨年(2020年)の試験で迷ったところがありました。
軟部組織損傷は点数を落としたくないところです。とにかくコツコツ見返していきましょう。
理学療法士や鍼灸師の先生方や、学生さんはもう知っているかもしれませんが軽くチェックしてみてください!
それでは今日も頑張りましょう!
PS:私は犬より猫派ではありますが、犬はブルドックが好きです(笑)あの顏がたまりません。かるーい雑談でした。
<五十肩>凍結肩
・40歳以後に頻発
・加齢や過労により肩関節構成体の変性
・加齢と運動制限
(肩関節周囲炎も同様な疾患)
⓵腱板損傷⓶上腕二頭筋長頭腱炎⓷石灰性腱炎⓸上腕二頭筋長頭腱断裂⓹肩峰下滑液包
※近年画像検査、関節鏡検査の進歩により、これらの疾患を除外した原因のない肩関節の痛みを伴った運動障害(拘縮)を五十肩という。
・40歳以上であること
・明らかな原因がないこと
・疼痛、運動障害があること
・原因がない➡糖尿病、甲状腺疾患、心臓、腫瘍
Ⅰ.炎症期(疼痛のため肩の動きが制限)
・2~12w程度
・50~60歳代が多い
・急に発症するときと徐々に現れる時がある。
・疼痛がもっとも強い時
・肩の前方又は、奥のほうに自発痛
・痛みは昼夜ともに持続➡昼は楽、夜がつらい
・夜間痛により睡眠障害
・衣服の着脱が困難
Ⅱ.拘縮期(拘縮により肩の動きに制限)
・3~12ヶ月(長期)になることもある(人による)
・拘縮が完成する時期
・可動域制限あり(動ける可動域内で生活する様になる)
・自発痛は炎症期に比べて軽度
・寝返りによる痛みで目が覚める
・温めたり、風呂に入ったりで症状が軽減することが多い。
Ⅲ.解氷期(肩の動きが徐々に改善される)
・拘縮が寛解してくる
・日常生活で保温している為
・徐々に肩の動きが改善して夜間痛も改善される
<石灰性腱炎>
・腱、滑液包、腱鞘滑液などの軟部組織にアパタイト結晶が沈着して炎症を起こす
・肩に好発し腱板に沈着するので石灰性腱炎という。
・この石灰物質が肩峰下滑液包炎を起こす
・40~60歳代女性に好発
・夜間突然の激痛が起こり肩をまったく動かせなくなる
・熱感
・2~4w程度で軽減するが、6か月以上の場合も有る
(治療)
・保存:安静固定、冷湿布など
・石灰沈着物の吸引➡ope
(手術)
・激しい痛みは2~4w程度、その後軽い症状1~6ヶ月なかには、6ヶ月以上もいる。