地震へのやり場のない思い
2022.3.16日付が変わる少し前のこと、
大きな揺れがきたと思いきやさらに大きな揺れが襲い、立っていることもままなりませんでした。
冷蔵庫は開かれ小麦粉など重いものは落ち、棚の上に飾っていたぬいぐるみやフィギュアは床に散らばりました。
幸い食器棚は開くことなく、中の食器類は無事でした。
モニターだけが倒れて粉々になっていました。
配信時に使っていたもので、かなりのショックをうけました。それもあってしばらく配信をお休みしていました。他のモニターが無事なので配線を変えたりすればおそらく可能なはずです。落ち着いたら再開します。
Switch本体は無事だったので、クライスタを最後まで進め切ってしまいました。終わった後の開放感と現実に引き戻された感覚で、ひどくショックを受けました。
ぼうっとしていたのと、どうせまた揺れて落ちるだろうと床に散らばったものは数日放置されることになりました。数日後元の箇所には戻したのですが、地震の衝撃から物を減らしたいと考え始めいくつかの物品をメルカリに出品しました。抑うつによるものなのか物に対する執着が薄らいだように思えます。
また、通信の大学を卒業するために卒業式への出席を考えており予定を立てていたのです。せっかくなので見たい展示も見ておこうと楽しく予定を組んでいました。鉄道や高速には多大なダメージがあり、空路を使おうにも臨時便しかなく、帰路が確保できませんでした。考えることは皆同じで迂回のできる高速バスは埋まっていました。当初、2年も県内から出ていないのになんで仕打ちだ、と思いました。周りが好き勝手に移動する中、通院などがあるからとなんとか我慢をしてきたのです。なぜこのタイミングなんだろう、と恨みました。なんとか仕方ないと諦め、全ての行程を興味のないこととすることでなんとか精神の安寧を図りました。つい先ほどニュースを見ると臨時便がさらに増えて帰路も確保できるようになっていました。時すでに遅し。全てキャンセルを終えた後です。気持ちももうなかったものとしてしまいました。私は諦めるということが下手なので、やり場のないモヤモヤを抱える羽目になってしまいました。今さら行ってもどうしようもないのに、行って帰れる便だけが提示されてしまいました。とても悔しい思いでいっぱいです。