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【ぶたシアター】今後の方向性を決定付けた怪作ーー『映画クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王』は子供と大人の架け橋だ
どうも、のぶぶです。
今回は『クレヨンしんちゃん』の映画の1作目である「アクション仮面VSハイグレ魔王」についてです。2023年1月現在、Netflixでは映画版の『クレヨンしんちゃん』を全作品観ることができるため、最初から遡って観ていきたいなと思ってます。
本作について
1993年7月24日に公開された作品。約90分ほどの上映時間で、興行収入は22億2000万円。これは、29作品までの中で歴代2位の記録。最初期の作品ながらすごい。「子供に見せたくない番組」と言われた過去もあるが、それだけ人気があったという証拠でもある。
監督は初期の『クレヨンしんちゃん』を支えた本郷みつる。脚本は『ドラえもん』の「のび太のパラレル西遊記」も手掛けたもとひら了。脚本については、映像化の際に大幅に変更が加えられたため、「クレジットから外してくれ」と言ったというエピソードがあるらしい。
『クレヨンしんちゃん』だからこそ表現できる、シリアスとギャグの融合
『クレヨンしんちゃん』といえば、基本的には子供向けのアニメ作品となるが、本作を観ると到底子供向けに作られたとは思えないほど不気味な雰囲気を漂わせている。だが、しんのすけの自由奔放な振る舞いがそのシリアスさを中和し、子供でも観れるようなテイストに仕上がっている。大人と子供のどちらも楽しめるような良い塩梅だ。
ひょんなことから裏路地の怪しい駄菓子屋を見つけ、そこで買ったチョコビでレアカードであるNo.99のゴールドカードを手に入れるところから物語は動き出す。日常の中に迫りくる驚異と「ハイレグビキニ姿の敵」という異様な組み合わせ。そして、最後には正義のヒーローであるアクション仮面としんのすけが共闘して敵のボスを追い払う。ジェットコースターのような展開と間に挟まれるギャグ。時折見せるしんのすけの優しさが心に染みる名作。
「古いから観てない」という人はもったいないので、ぜひともこの機会に観てみてはどうだろうか。
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ちなみに『クレヨンしんちゃん』に出てくる団羅座也というキャラクターは、アメリカのニュースキャスターのダン・ラザーって人がモデルらしい。
![](https://assets.st-note.com/img/1672772307794-bLBbKeXSNo.png?width=1200)
【右】ダン・ラザー
それでは。
おわり。
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