「肉体の健康」は後回しで良い。
「健康」と考えるときに、まっさきに「肉体の健康」が浮かぶと思います。
でも、真の健康を目指すためには、「肉体の健康」は後回しで良い。というお話です。
わたしたちの身体は、肉体だけで構成されている訳ではありません。現代科学は、われわれを肉体だけで構成されていると考えていますが、完全に間違っています。
現代科学は例えば、
私たちが感じている部分はどこか?
私たちが自己だと認識している部分はどこか?
という簡単な問いにも全く答えることはできません。
それは、私たちが肉体だけで構成されているという前提が間違っているからに他なりません。
私たちは、大雑把に言えば、肉体、精神、魂で、構成されています。
それぞれは相互に関係し合います。
肉体が不健康であれば、精神も多少病みます。
逆に精神が病めば、肉体も病気になります。
ただし、あくまでも上位概念としては、魂→精神→肉体 の順になります。
シャンパンタワーに魂がてっぺんにして積まれているように、肉体が不健康でも、そこまで魂には影響できないかもしれません。
ただし、魂が病んでいたら、精神や肉体も必ず不健康になります。
だから、真の健康を目指すのであれば、まず「魂の健康」を目指すことです。
上司の命令で不正を命じられたとしても、魂が反対しているのなら、断固としてやらない選択をすべきです。
上司の命令を選択した時点で、魂が病み、精神が病んでいき、じきに肉体も病んでいきます。
やりたいことをやれてないことも、魂にとっては不健康な状態です。腹の底から突き上げてくるやりたい衝動を、勇気がないことで、抑えてはいけません。
魂を健康に保つためには、魂のやりたいように行動すべきです。
嫉妬、嘘、許さない、などの行為でも魂は不健康になります。
「精神の健康」を目指すのは言わずもがなです。
多少の不摂生をしていても、精神が健康であれば、大した病気にならないものです。
ただし逆はだめです。どんなに健康的な生活をしていても、精神が病んでいたら、必ず肉体は病みます。
人間はどうしても目に見えるものに引っ張られがち。
頭では理解していたとしても、どうしても肉体の健康に意識の大部分が注がれてしまいます。
だからこそ、真の健康を目指したい方は、強い意識をもって、魂が健康であるかどうか、精神が健康であるかどうか、ということにまず注意を向けるべきです。
このことは、あなたの魂や心の成長にもつながりますので、一石二鳥にも三鳥にもなることでしょう。
大切なので何度でも言います。
健康になりたいなら、魂の健康、精神の健康を、まず第一に考えましょう。
周りの人を見てみてください。生きたいように生きてる人、愛を持って生きてる人、ストレスフリーで生きてる人は、きっと肉体も健康に見えるはずです。