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体脂肪率8%時代と20%時代の幸せを考察(体験記)

(スペック)
●44歳男性
●会社経営
●運動 週2~3日のジムでの筋トレのみ
●身長173cm、体重69kg
●体脂肪率20%前後
●お酒と美味しい食事をこよなく愛す

産まれてから約半世紀を経て、いまはこんな美味しそうな体の仕上がりになっていますが、10年前は体脂肪率は8%前後でした。

ジムを始めて数年経った頃であり、”何も成し遂げていない人生”という恐怖に押し出されるように、トライアスロンにも挑戦していました。

元々、太っている体型ではありませんでしたが、数値的に体を絞って行く楽しさを覚えてしまい、体脂肪率を1ケタ台まで突入させ、維持させていました。

さて、どちらが幸せだったか?!どちらが健康だったか?!

流れ的になんの裏切りもないですが、圧倒的にいまの、体脂肪率20%時代が幸せです。(考え方の変化、環境の変化などの要素は除く)

ポイントは、「お酒と美味しいご飯が大好き」というパーソナリティにあるとは思います。もし同じパーソナリティを持っている方がいたら、断然こちらの脂の乗った霜降り人生をおススメします。

実際、体脂肪率を一桁に突入させて維持するのは大変です。その頃の生活を箇条書きにすると…

●毎食事を美味しさでなく数値として捉える。カロリー、たんぱく質・糖質・脂肪の量など。
●脂肪や過度な糖を悪として見なしてしまう
●タンパク質量が多いと変に歓喜してしまう
●食事の「(お命を)いただきます」いう感謝の精神から遠ざかる
●飲んだくれて食べ過ぎてしまったときは、しばらく罪悪感にかられる
●お酒も好きでもない焼酎を飲み始める
●栄養バランスを考えているはずが何かやつれていく感じ
●毎日こんなに努力してる割に、喜びを感じるときは、①体組成計に乗ったとき ②鏡で自分の身体をを一人で見ているとき ③無理やり他人に6パックを見せるとき、のわずかな時間しかない

無限に続けられそうですが、食事が人生の幸せの半分はあると思っているのに、その食事を全く楽しめていないというのが、本当に「人生を半分損していた時代」です。

言うたら費用対効果が悪すぎる。しかも生きているのが、世界で一番美味しい食事が楽しめるこの日本ですよ。メシマズ国(ごめんなさい)でなく、断トツ世界一のメシウマ国でのこの生活はアホだったと思います。

今は、毎日のように飲んで、食べたいものを食べる生活。でも食べ過ぎたときは多少の調整を入れたりはしています。両方の生活をやってみてわかったことは、体脂肪率20%を維持するのは割と楽ということです。普段だらけて、ちょこちょこ締めるくらいで維持できます。

それにくらべて体脂肪率1ケタ台の維持は大変!!毎日締め続ける感じで、精神的にもずっと気を張っていた感じです。

そして、最終的に、どちらが健康だったかというと、断然イマなんです。メンタル面の影響もあると思いますが、いまはまったく風邪をひきませんし、花粉症などもなくなりました。

前はたまに風邪をひいていたと思いますし、人にあうとちょっと頬がこけてたりして、健康的には思われなかったです。


これも論理的に説明できます。

1、食事を絞ると微量ミネラルとか、大切な天然ビタミンとか、サプリで補えない何かが足りなくなり、体の自然な代謝(免疫活動などを含む)が回らなくなる。

2、現代栄養学がわかっていない見えない要素というのは多く、論理的に考えるより、人間が自然と手を伸ばす食事の方が健康的だったりする。ミネラルの足りない赤ん坊や動物は、実際に土を食べ始めたりする。

3、肥満までいくと別の問題を産むが、ちょっとふくよかくらいが一番健康的。昔からよく言いますけど。統計的にもっとも病気が少ないと言われるBMI22も、ちょっとふくよかくらい。

モデルやビルダー、アスリートなどの職業ではないのに、なんとなく食事制限をずっとしている方は、いちど「人生の幸せ」という観点から食生活を考え直してみるのは良いと思います。

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高橋伸嘉(のぶよし)|自然細胞科学研究者/(株)ルクセス代表/僧侶/
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