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なぜ人類だけが栄養のバランスを取らないといけないのか?

生物の中で、「栄養バランスを取ろう」なんて考えてるのは人間だけです。

なぜ、人間だけが、栄養バランスなんていう面倒なことを考えないといけなくなったのでしょう。

それは、「自然から離れすぎたからです」

自然の食べ物を丸ごと食べると、栄養バランスは整っています。
野生の動物は、自然の食べ物しか食べませんし、ナイフやフォークを使わないので、基本的には食品を丸ごと食べることになります。

だから自然と栄養バランスが整っているのです。

人間が食べるものは、食品を切り刻んだものです。
スーパーに行ったらわかりますが、まるごと売っているのは、フルーツや、野菜、一部の魚くらいでしょう。

丸ごと売っているものでも、人間が作ったものであるなら、栄養バランスは大いに崩れている可能性があります。

だから、人間は、自ら栄養のバランスを取らざるを得なくなったのです。国が出している栄養バランスの指針も怪しいものです。

遺伝子が人間と1.2%しか違わないチンパンジーは80%はフルーツを食べて暮らしています。

中野さんという名前がついたホモサピエンスで、15年間フルーツだけを食べ続けている人がいます。

n=1ですが、この方はいたって健康です。

臼歯は、穀物類をすり潰す歯。
門歯は、野菜や果物を噛み切る歯。
犬歯は、肉類を切り裂く歯。
です。

人間の歯は、臼歯=20本(62.5%)、門歯=8本(25%)、犬歯=4本(12.5%)という割合になっています。

この割合で食べることこそが一番バランスが良いという説にのっとると、
人間の食べ物は穀物5:野菜・フルーツ2:肉1が最適バランスになります。

いずれにせよ現代人は、肉を食べすぎな気がします。そして、白米や小麦粉は栄養バランス的に穀物に入れてよいものか微妙なところでしょう。

エゴの多いホモサピエンスには非常に難しい行為かもしれませんが、人類はもっとフルーツと野菜をベースに食事を組み立てて良い気が個人的にはしています。



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高橋伸嘉(のぶよし)|自然細胞科学研究者/(株)ルクセス代表/僧侶/
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