菜食生活 ~creativity is bliss~
最近、菜食生活を続けています。。。
お肉屋さんもお魚屋さんもスーパーもコンビニもない、「ど田舎」の生活をしていると言うと、なんだかすごく色々我慢している感じに聞こえるかもしれないけど、負け惜しみではなく、そういった便利なものよりも、もっともっと豊かな生活がここにはあるのです。
私はいつもそうなんだけど、ガラッと突然急に環境や仕事を変えるね〜と言われる割には、
飽きっぽいとか、人を驚かすと思われがちな割には、
自分の中ではそれなりに納得して、考えてやっているので
シフトチェンジした後に無理が全くない
それと、シフトチェンジした後に無理ならまた元に戻せばいいや、って思っているからかな?
田舎生活もそう。
日本からインドに住まいを引っ越したことに比べれば、
田舎生活をやめて都会生活に戻る、とか大したことないし
今回は食生活について
美味しい食事を提供することを一番のポイントに掲げているうちのゲストハウスでは、私もサンちゃんも料理が大好き
だからか、宿泊のお客様も最初からあれが食べたい、これが食べたいと、リクエストしてくれる人も多い
大概、そういうお客さんはノンベジ
(菜食主義の人をベジタリアン、なんでも食べる人をノン・ベジタリアンと呼ぶ)
なので、ここから1時間かけて車で新鮮なお肉やお魚を買いに行って、たくさんのお料理を作って喜んでもらう
それはね、いいの
楽しいから
でもふと、先月思い立って
「自分のため」に、わざわざお肉や魚を買ってくるのはやめよう、
わざわざ買いに行くから、コスト削減のためにたくさん買いためて下処理をして冷凍庫に保存して、解凍して使うのはやめようって。
そしたら菜食主義が自然なことになった
で、タイトルのcreativity is bliss
美味しいものを作るって本当に創造力と想像力がものをいう
想像して創造したものを食べて美味しければ至福の時
それは、洗練されたフレンチレストランのアート的な創造性溢れる素敵な一品だけに当てはまるわけじゃない
目の前にある新鮮な食材の声を聞いて、考えたり、ひらめいたりしたレシピをワクワクした心で作る、一杯のお味噌汁だって充分、創造性が試される
私は日本人だから、お出汁の味が大好き
だしパックも顆粒だしも便利で美味しいけど、
それらを使わないで旨みを食材から引き出してみよう、ってものひとつの創造性
旨みがある発酵食品を使いたいから、おからみそや、コチュジャンを作ってみるというのも創造性
手に入りやすいもので、腸内環境にいい食材を使うってのもgood
例えば、毎日家で作るヨーグルト 2〜3日おくとどんどん酸っぱくなっちゃうけど、酸っぱいほうが乳酸菌が強い気がする
キャベツと塩だけで作るザワークラウトもお腹にめっちゃいいよね
どこにでも手に入る緑豆(Moong Dal)を1日水に浸して、発芽させたスプラウト、家にあるマスタードシードを発芽させた「貝割れ大根」ならぬ、「カイワレからし菜」これはいわゆる流行りのマイクログリーンだね
ここからは、私が想像して創造した最近の食べたもの
何か、一品作りたくて困った時にもしかしたら使えるかもしれないよ
ムングダル
ムングダルの皮なしを洗って、4倍の水と玉ねぎのみじん切りとニンニクを一緒にゆでて、豆が柔らかくなったらたっぷりの緑の葉を刻んだのを混ぜて塩とギーをたらして食べる
緑の葉は、うちは「ゴットゥコラ-Gotu kola」とスリランカで呼ばれる薬効成分が高くて美味しい葉っぱが生えてるのでそれ。シソや、ニラ、ほうれん草、三つ葉、パクチーでもいいね!緑豆のスプラウトサラダ
スプラウト+ザワークラウト+生のアーモンド(かナッツなんでも)を和えたら、お酢に砂糖かハチミツとマスタードソースを合わせたドレッシング洋風キチュリ(インドのおかゆ Kichdiをアレンジしたもの)
玉ねぎ、人参、ピーマン、マッシュルーム、トマトをそれぞれ40gづつくらいみじん切りにしたものと洗ったお米大さじ3杯くらいと水300ccを小さめの圧力鍋に入れてお米が柔らかくなるまで茹でる
塩とコショウだけで野菜から旨みが出るので十分美味しい
black saltという、少し硫黄のような匂いがする旨みのある紫色の塩を振りかけてもアマランサスの葉の炒め物
北インドではcholaiチョライという 欧米でも最近スーパーフードとして有名になってきたアマランサスシード 見かけはポピーシードや小さめのクスクスのような インドでは昔から葉物の野菜として食べられてきた
鍋に少しの油で乾燥赤唐辛子と玉ねぎと生姜とマスタードシードorクミンシードを炒めてから、洗ってざく切りにしたこの葉っぱを加えしんなりするまで炒めたら塩で味付け
味の濃いおかずの箸休めにもなって、身体にもいい貝割れ大根orブロッコリースプラウトorからし菜スプラウトのサラダ
洗って、切ったお豆腐(ここでは贅沢品!)を上に乗っけたら、ゴマドレッシングでいただく
私は、ゴマをすってオリーブ油とお酢と砂糖を同量づつ加えた手作りごまドレ ごま油とちぎった海苔でも乗っけたらチョレギサラダ風だね小玉ねぎのスープ煮
玉ねぎの収穫をすると小玉ねぎがどっさり出るので、大抵このスープを作るか、塩とお酢とビーツのかけらでつけてインド料理に合う酸っぱい玉ねぎピクルスを作る
スープ煮は保存できないので、その時食べる分だけ作る
お出汁は昆布と干し椎茸があれば最高だけど、トマトのヘタからもお出汁出るのよ 玉ねぎはゆっくり煮たら旨みが出るしねはるさめラーメン
水から、トマト、マッシュルーム、玉ねぎ、じゃがいも、ワカメを煮て全部柔らかくなったら、はるさめを乾燥した状態で加え、はるさめが柔らかくなったらごま油、醤油、少しの砂糖、コチュジャン(ピーナツバターでも)を混ぜる
今回は、インド料理じゃないもので私が勝手に考えたメニューだけど、インドにはベジタリアン料理は想像を超える種類があって、しかも各地方の特色ごとに違うから、お試しでベジタリアンになるのには、インド料理を取り入れない手はないよ
自然にこうなっているだけだから、ずっとベジ生活を続けるかもしれないし、続けないかもしれない。
わざわざ買うってことはしないけど、サンちゃんはベジ生活をしてるわけじゃないから、うちにお肉がないわけでもない。卵はうちのファームでいつも取れるのをたまに食べるから完全ベジじゃないし
でも腸内環境がよくなる食材を摂り続けることはすると思うし、食べた後にだるくならない感じも好きだ
あ、そういえばグルテンフリー生活も同時にしてるんだった
チャパティやパンを食べなくなった
クッキーはオーツとナッツで焼いたやつ
だから、体が軽いのは野菜生活のせいなのか、グルテンフリーのせいなのか?
おっと、一番重要なことはお酒の量を極端に減らしたことだ!!笑
私をよく知っている人なら、もしかしたら信じられないかもしれないね
ビールを平気で毎日1リットル以上とか、ワインは一回で1本空けるしって感じのお酒の子だったからね
やめたというより、ルーティンみたいに飲むのをやめて、特別な時やめっちゃ楽しいときだけ飲む事にした、という感じ
なーんだ、菜食生活の話じゃないじゃん。
わははは