土の家 一生心が喜ぶことをずっと見つけ続ける
2022年明けました!
今年も楽しく面白く真剣に遊びながら学びながら、
過ごしていこうと思います
どーぞ皆さん、よろしくねー
過去10年、年に1〜2回別荘として使いながら美味しい野菜を育てていた、このインドの田舎に2020年の最初のロックダウン明けに引っ越してきました
https://goo.gl/maps/uZ3ryWAY1mEQs2R86
Sandy's Farmstay (サンディーズ・ファームステイ)
引っ越す前もここの地元の住民の人たちや森・自然との関わり方を、どうやったらいい感じになるかなぁと頭の中で考えてきたけど、そこは所詮滞在しても一回につき最長1週間程度の遊びの場。2020年ゲストハウスを経営するというシフトチェンジをしながらちゃんと住み始めてからはより一層真剣に真面目に、でも、面白くてずっと長続きする方法を模索しています
今までも、いつもそうだったんだけど、
「これだ!」って思う事があると、一日中その事を考えたり調べたりして
それを1週間も続けるともう自分が生まれた時からその事をやる気持ちでいたような気になって、自分の中ではじっくり考えて準備して行動したって思ってる事が、周りから見ると、急カーブでぎゅう〜んって軌道修正しちゃってるように見られてびっくりされる、ということが時々あります(笑
それと同時に、普段からよくしゃべっている人からは
「あぁ、前からそれやりたいって言ってたよね」とも言われたりするので、
結局は方向性はそんなに変わってないのかな〜とも、思ったりします。
で、今年2022年はすごく忙しくなるかもなぁ、と思う大きな大きな軌道修正が今年明けてすぐ、いくつか頭にパパパっと閃いて、それからずっとワクワクしていることがあります
その一つが、Cob House
Cob=土
名前の通り、土で作ったおうち
このコブハウスは、世界中でエコヴィレッジやサステイナブルを語るときによく出てくる、ケミカルなものをできるだけ使わない建築材料(主に土)で作る家のことなのです
このコブハウスのいいところは、どこの土地にも必ずその土地の気候に合った材料が地元で調達できて、それを自分で作れるところ
スペイン、イタリア、オーストラリア、アメリカ世界のいろいろなところで、作っている人がたくさんいるけど、決してその壁や屋根や床の材料の混ぜる割合は規定がない
言ったら、どこまでも自由に想像力を使いながらオリジナルの自分だけの家が作れるの
見かけが可愛いだけじゃなく、土壁は夏や昼間は涼しく、冬や夜は暖かい
みんなも、夏にひんやりした土壁を触ったり、お日様に熱されたじんわり暖かい冬の石なんかを触ったことがあるでしょう?
よく考えたら、日本には漆喰や珪藻土が使われたりしてたよね
じゃ、インドにもきっとあるはず、と思って調べているうちにたどりついたのがここ「Geeli Mitti」=(意)湿度のある土
しかも、ウットラカンド州のうちと同じKumaon地方にある
早速Day Tourに申し込んで見学&スタディーツアーに行ってきたよ
FounderのShagunさん曰く、「インドでもヨーロッパでも未だに建っている古いお城は土でできているよね。セメントなんてたかだか100年くらいしか使われてないけど、土は何千年も前から使われてるのよ。建築のことを知っている人ほど、昔から使われている技術や使われてきた材料を信じようとせずに、学校で習った技術にだけ当てはめて、土の家なんてすぐに崩れるとか、大きいサイズの家は作れない、とか決めつけるの」
なるほど。。
※なかなかに面白いキャリアを持ってるShagunさんの事はサイトの[Media]欄に載ってるので興味ある方は是非ご一読を
自分たちの手で作ったCob Nobu Houseが出来上がったら、ず〜〜っと眺めて撫で回して愛でるだろうなぁ。めっちゃ楽しみ。あ〜ワクワクする
それ以外には
ゴミについて考える
オーガニックの野菜を育てたり、
すべては無理だけど自分たちで出来るものは手作りしていこうと思って、ベーコンや醸造酢やお酒、ケチャップ・タバスコなどのソース類は引っ越してから作ってきた
でも、うちには見てみないフリをしてきた一画がある
それが資源ごみ置き場。
都会での便利な生活に慣れてしまった私たちは、引っ越しと同時に全てをここの村の住民たちと同じ生活スタイルにするのは難しかった
つい、パスタは買ってしまうし、砂糖はドラム缶から量り売りのものでなく綺麗にパッキングされた方を買っていた
それに、うちにいる3匹のワンコたちのご飯用に、保存料たっぷり入ったドッグフードはあげたくないので、ここから1時間くらい離れたお肉屋さんでまとめ買いしたひき肉をジップロックに小分けして毎日使っている
うちではお客さんに自家製窯焼きピザをお出しするので、大量のピザチーズはビニールでパッキングされている
そんなこんなで、プラゴミは努力はしてるけど、なかなか減らない
前よりは随分減ったし、これからも減らし続けるけどね
あと、ここにはゴミ回収車なんて洒落た(洒落た?ww)ものはない
みんな、村の片隅にしれっとポイ捨てしている
なので、今年は、うちのゴミを減らすのと同時に、村人たちにも呼びかけをして、同時に地元の活動家や政治家とお話をしてゴミ回収車とそのゴミの行き先を考えようかと思っている
コミュニティー作り
今経営してる、「身体が元気になる美味しいごはんを提供する、森でのアクティビティー&宿泊施設付きレストラン」(長っww)
はめちゃ楽しいです
都会からのお客様(ほとんどがデリーNCRからのインド人客・日本人客もちらほら)は、ただ空気と水が美味しい何もないど田舎でのステイや、その人にあったカスタマイズ対応の手作りのお食事をとてもとても喜んでくれる
でも、もうちょい私がその先に思い描いているのは、
地球と自然が共存して、この地元にもともとある技術を使いながら最新の情報と技術と愛でもって地球がさらに生き生きとサステナブルに永続していく、まさにパーマカルチャーデザインを生かした環境とコミュニティーづくり
誰でも気軽に遊びに来れて、何かしら帰った後も使えるスキルを持ち帰れて、働こうと思ったら働けて、ここの村人や住人にとって糧になるスキルを持っている人はそれを自由にシェアできて、
『子供達には世界は広くて面白い事や大人がたくさんいるから全く何も心配しなくていいって思える』
そんな場所作り
例えば
・醸造酢ワークショップ
・スパイス料理教室
・ワイルドフォレストクッキング
・自家製タバスコ醸造ワークショップ
・村の女性の1日体験
・村のお家修繕ボランティア
・渓流でのcanyoning(びちゃびちゃになって沢登りするアレ)
・オーガニック畑仕事WS
・森の薬草WS
などなど もーきりがない
今まで重ねてきたものをアウトプットしまくって、どんどん新しいものをインプットしていこうっと
昨日、Shagunさんと話しててすごくうなづいたのは
インドにはたくさんの本当にたくさんの心持ちが素晴らしい活動家がいて、恵まれない人たちへの支援や、低所得層がたくさん住む村でNGOやNPO活動をしている
特に都会から志を高く田舎で活動する団体が往々にして続かなくなるのは何故か?それは、「私たちは何でも知っていて、何も知らないあなたたちに教えてあげるわよ!」という態度だそうだ
「’あなたから大切な何かを学ばせてもらうために私はここで活動させていただきます’という気持ちが一番大事なのよ」
心に刻みました
さ〜忙しくなるぞ2022
ワクワクすることを一生見つけ続ける、の巻でした