新人介護士の失ってはいけない!3つの成長軸
介護の世界で働いて早13年。その間、何人もの新人介護士を見てきた。
理想と現実のギャップで悩む人、体力が続かずに辞めてしまう人、すぐに職場に馴染む人、伸びる人、伸び悩む人。
その中でも私が感じた『3つの成長軸』を持っている人は、無資格や未経験だろうと長い目で見れば必ず伸びている。
そして、チームの中核を担う人材に成長している。
今回は、この大切な『3つの成長軸』について書かせていただきます。
①素直であること
素直であるとは、指導された内容をスポンジのように吸収できることです。
変なプライドや自分をよく見せようとする必要はありません。
疑問に思ったら質問して、指導されたら取り入れるだけです。
こんな事も知らないなんて今更聞けないと、その場しのぎで上手くごまかせたとしても、成長には繋がりません。
いつかは自立して自分で考え判断する時がやってきます。
素直に誠実に働き積み重ねたものが、後々の自分の思考や行動の土台となり、経験に基づいた確かな判断へと繋がっていくのです。
②向上心があること
向上心がある人は、自然と仕事への向き合い方が変わってきます。
色々なことに意識を向けられるので、成長速度が早い。
学んでいく意識も高いので努力をします。そして壁に当たっても失敗を糧に前進できる。
当たり前ですが、成長することを諦めてしまったら成長できない。作業と化した日々の業務は積み重ねにはなりません。
この向上心は維持し続けるのがとても難しく、途中で失ってしまった人を何人も見ています。
自己マネジメントが上手で、自分に見合った目標を立てていける人は、向上心を持ち続けられていると感じます。
③相手の気持ちを考えられること
言うまでもない介護は対人職業です。そして、自分の思いを表現できない人も多く、相手の思いを汲みとる必要があります。
高齢者は立場が弱かったり、認知症であったり、つらい境遇であったりと様々な理由で言葉にはできずにいます。
相手の立場に立って、どのように感じるかを想像する。とても重要で介護の根底にあるものです。
人生の終末に関わる仕事では、『心と体』切っても切り離せない相互的なケアが必要なのです。
なにか決断に困った時は、高齢者の立場で考えれば自ずと正しい判断ができるもの。相手を思った言動には誰も否定できないのです。
まとめ
現場で指導を受けていると、知識や介護技術の未熟さばかりに目を向けてしまいます。
しかし、技術は経験という積み重ねで必ず身につく。働く限り経験する。後からついてくるものです。
大切なのは経験を積み上げたときに、土台が出来上がっているかどうか。しっかりとした土台を作るために必要なことは『3つの成長軸』ということなのです。
今回も最後まで読んでくださって、
ありがとうございます(*´ω`*)感謝♪感謝♪