自分を生きれば大抵の事は問題ない。
ストレスの原因は、自分らしく生きられていないことにあるのではないでしょうか。やりたくないことを無理にやらされる、好きでもないものを「好きだ」と言わされる――そんなふうに、本心と違う生き方をしていると、心が疲れてしまいます。
では、もし自分のことをもっと好きになれたら、どうなるでしょう?
自分を好きになれば、他人の失敗にもおおらかになれます。そしてもちろん、自分自身の失敗にも優しくなれるでしょう。結果として、イライラすることが減り、気持ちに余裕が生まれます。
たとえ嫌なことをやらなくてはいけない状況でも、自分が好きであれば行動に移せます。逆に、自分が嫌いなときは、嫌なことはさらに嫌に感じてしまうものです。
自分を好きになるためには、まず「今の自分を認める」ことが大切です。できていない自分も、受け入れてあげる必要があります。他人の基準で自分を評価してしまうと、自分には能力がない、才能がないと感じてしまい、自分を認められなくなります。
しかし、他人の基準を変えることはできません。他人に認めてもらえないからといって、自分を否定する必要はないのです。自分をどう評価するかは、自分で決めることができます。だからこそ、他人の言葉に振り回されることなく、自分軸で生きていくことが大事です。
他人の評価に依存していると、褒められた時はいい気分かもしれませんが、逆のことを言われた途端に、心が不安定になってしまいます。そんな不安定な基準に縛られるのは、ストレスのもとです。
自分軸を持つとは、自分が何を好きで、何が嫌いなのかをはっきり理解し、その上で自分の行動を決めることです。社会生活を送る中で、必ずしも自分の意見が通るとは限りませんが、「これは嫌だけど、仕事だからやるんだ」と納得して取り組むことができるようになります。
一方で、自分軸がない人は、なんとなく嫌なことを引き受けてしまい、その結果不満が溜まっていきます。愚痴をこぼし、相手を責め、解決できないままネガティブな感情に囚われる――そんな状態では、救いが見えません。
自分を認め、できれば「自分が好き」と言えるようになるのが理想です。他人基準で生きる人は多いですが、他人は変わるものですし、いずれいなくなることだってあります。そんな不安定な基準に依存してしまうと、いつまでも幸せを感じられません。
ですから、他人に振り回されず、自分基準で物事を決めていきましょう。今の自分がまだ発展途上であっても、それを認め、少しずつ成長していけばいいのです。そうすれば、より充実した人生を歩んでいけるでしょう。
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