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神社へは何をしに行く?
食事の際に音を立てない
足を広げて電車の座席に座らない
冠婚葬祭に見合った服装で出席する
私たちの社会には
様々なシーンで
マナーが存在します
マナーは基本的に
相手に対し嫌悪感を与えない
このことを
目的にしています
これと似たものにルールとか
決まり事といったものがあります
もっとも代表的ななものは
憲法や各種の法律でしょうか
道路を歩けば交通ルールがあり
職場や学校にもそれぞれに
独自のルールがあります
一部では自粛を要請されていますが
初詣などで神社へ参拝する際にも
決まりごとがあるようです
二礼二拍一礼は認知度が高く
多くの人はそのルールに従います
中には訳知り顔の中年男性が
神様の前では右手を少し引いて
両手を合わせないようにして
拍手するのが礼儀
などと
周りに聞こえるように言います
「それって明治に定義されて
戦後に改定された歴史の浅いものだよ」
私は大人なのでそんなんことを
中年男性には言いません
それが大人としてのマナーです
参拝の意味
初詣にかかわらず
受験や就職や結婚などといった
人生の節目に参拝の機会があります
手のひらを合わせ
自分の願い事を神様に告げる
多くの人はそうしているでしょうし
先ほどの中年男性もきっと
家内安全や昇進をお願いするでしょう
ところでこのお願いの行為ですが
知り合いの宮司によると
神様に祈願してもよいのだけれど
受験や昇進を控えているのなら
そこに向かう決意を
神様に伝えに行くもの
らしいです
自分がこれから挑戦することを告げ
頑張る姿勢を見守ってもらう
そのために参拝するのだそうです
志望校に合格させてください
これは神様に頑張れと
お願いすることになります
頑張るのはあくまでも本人です
さらに
「すでに願望達成はされている」
「参拝はその感謝を告げるもの」
このように
メンターの「松田 豊さん」は言います
詳しい内容は
以下の動画で確認できます
神様は心が広いので
私たちは既に与えられていて
お賽銭はその対価なのだそうです
何を与えられているのか
この世に生きていること
つまり生まれた瞬間から
命を与えられています
その命を維持するための水や
太陽の光もそうです
もちろん食物もいただいています
「水なんて」と思いますか?
残念ながら人は水を作れません
地球を暖めるほどの光も
人の手では作れません
農作物を植える土も無理です
いただいたものに感謝をし
感謝のしるしを
お賽銭として
差し出します
その額に決まりはありませんが
5円で宝くじ当選という願いは
自分が神様なら首を傾げます
神様と仲良しになる
校内暴力や暴走族が
社会現象として取り上げられた
昭和末期
卒業式に担任教師を呼び出し
「お礼参り」と称した報復行為が
頻繁に行われていました
もちろん本来は
神様に祈願した成果を
神社へ報告するものです
ところが多くの人は
「お願いしっぱなし」で
報告を忘れます
結果報告でなくとも
頑張ろうとする決意が
今でも揺らいでいないことや
勉強が順調に進んでいるなど
その都度感謝を告げに行けば
神様だってきっと
音信不通の人よりは
顔を見せに来る人を優先して
運を授けてくれるはずです
祈願したものが何もなくても
無事に1年を乗り越えた
そうであれば
その無事を感謝したいものです
初詣というくらいですから
締め詣がなくてはおかしいのです
1年の無事を感謝して
新しい年を迎えられることを
神様に告げるのです
神様は型にこだわらない
現代伝えられている参拝の作法は
歴史が浅いばかりでなく
神社によっては
伝えられている作法と違って
独自のものがあるようです
出雲大社や伊勢神宮といった
日本を代表する神社は
二礼二拍一礼ではないそうです
またさまざまな儀式ごとに
作法にも違いがあるようです
では一般的な作法では
駄目なのかというと
そうした参拝でも
問題ないとしています
神様は人間が決めた
作法の「型」に
こだわるような懐の小さな
存在ではないということです
ここまでお読みくださり
ありがとうございます
新しい年も
読んでいただいた方に
幸せなことが
たくさん たくさん
降り注ぎますように
守っていもらっていることに
お礼をする
神様は懐が深い
初めに与えてくれている
光や空気や食べ物も
お賽銭は後払い制度のもの
コロナ過の中で生かしていただいた
感謝する
生きていることに感謝する
すでに願いがかなっていることを知る
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