あなたの時間は誰のもの?
野生の動植物と私たち人類で
決定的な違いといえば
時計を持っているか
そうでないかです
正確に言うと時計とは
社会を効率よく動かすための
ルールや共通認識のことです
動植物の中にも群れという
社会を構成している種もいますが
彼らは昼と夜や季節の変化といった
自然の摂理に従って行動しています
それに対し人間は
1日を24時間で分けさらに
60で分ける方法を発見し
その単位に従うことで
文明を発展させてきました
しかしこの24時間という時は
すべての人に対して公平に
与えられているでしょうか
多くの人は誰かの時間の中で
動くことを余儀なくされ
自由に時間を使うことが
制限されていないでしょうか
縛られることで生じる苦痛
多くの会社員は企業側が決めた
時間の中で毎日を過ごしています
始業時間というものがありますから
そこから逆算した時間に
起床しなければなりません
電車で通勤している人は
勤務先とは別の企業が決めた
時間に従うことになります
無事に始業前に着席できても
午前中に会議があれば
通常業務とは別の決められた
時間に従うことになります
12時を過ぎるまでは
昼食をとることは許されず
午後も定時までは拘束されます
終業を迎えても電車の時間があって
翌日もお仕事なら就寝時間さえ
自分ではままならないものです
企業で働くというのはそういうもので
自分の時間を与えることで
報酬を得ているのだから
仕方のないことだ
そう思う人もいるでしょうが
中には自分の意志で動けないことに
苦痛を感じる人もいます
精神世界の学びでは
他人の宇宙に生きないで
自分の宇宙で生きることを教えています
ただ現実は上述したように
自分の意志が介在できない中で
毎日を過ごしています
他人が決めた時間を
自分の時間に変えることなど
実際にできるものでしょうか
行動の目的を自分に向ける
会社員であれば時間が自由になるのは
お休みの日に限られてしまう
そう思い込んでいませんか
例えば通勤のためと考えて家を出れば
その瞬間から時間の束縛が始まります
しかし散歩のために家を出れば
目的が自分に向きますので
その時間は自分のものになります
朝早くから散歩に出かけ
その途中に寄り道をして
会社の玄関をくぐると考えます
お昼ご飯だって12時過ぎに食べると
自分で決めたことにすれば良いし
終業時間になってまた散歩を再開します
散歩が目的といっても
ただ歩くだけでは面白くありませんから
今週は春を見つけることを目的にしたり
次の週は和風のものを探したりして
とにかく会社へ行くことは
あくまでも二次的なものとします
行動の目的を預けないことで
束縛されている心を解放させます
情報の波に飲み込まれない
新聞テレビは見ませんという人が
年々増加しているようです
「これまでの主要メディアは
本当のことを伝えていない」
というのがその理由のようで
そうした層が情報を得る手段は
ネットにつながることです
ではネットの中の情報が
すべて正しく良識的かといえば
そんなことはなく
どちらかといえば
極端な偏りが多いともいわれています
さらに人は自分が見たいものだけを
見ようとする習性がありますので
例えば政治家の醜聞などを
ニュースサイトで見ていると
それに関連したニュースを
ついつい追ってしまいます
情報を発信する側は差別化を図るため
醜聞とは直接関係のない情報を加え
目を引く見出しを付けます
ちょっとした暇つぶしのつもりが
いつの間にか数時間も費やしていた
そんな経験を持つ人もいるでしょう
これもまた自分の時間を
他人(サイト)に預けています
現代の情報量は江戸時代の1年分に
相当するといわれていますから
空き時間で消化できるはずもなく
サイトやSNSに依存してしまい
中毒に似た状態になる恐れがあります
過多な情報から自分の時間を
取り戻す必要があります
情報の価値を見極める
情報の価値とはもちろん
自分自身にとっての要不要です
どこかで誰かが浮気をしたとして
それが自分の人生に
どれほどの影響を与えるでしょうか
だれかが失言をしたとして
当事者でない自分が
傷つくことはありません
事件や事故の情報にしても
直接影響を受けない限り
そのことによって
自分の暮らしは変わりません
本当に大切な情報とは
自分の生き方や人生を
自分の理想に近づけるものです
そこには学びがあって
魂の向上を図ることが目的です
わたしのメンターである
「松田 豊さん」から
得る情報はそうした学びが中心で
そこに時間を費やすことで
生き方を学び理想を追求できます
松田さんは昼寝でさえ
プロ意識をもって
真剣に向き合うように話しており
時間に対して意識的であることを
メッセージの中で説いています
この人生で与えられた時間には
限りがあって無限ではありません
平凡な毎日と思っていても
1日1日は確実に消化され
もう戻ることはありません
今は心の時代に入っていると
言われていますが
心豊かに暮らしていくためには
まず自分に時間を取り戻し
他人のために生きるのをやめて
自分らしさを見つけることが
大切ではないでしょうか
ここまでお読みいただき
ありがとうございます
あなたのもとに 素晴らしいことが
たくさん たくさん
降り注ぎますように