「遅刻をしない いい方法を ご存知ありませんか?」という質問に対応した話
少し前になりますが、これ、実際にLINEで入ってきたんです。
「遅刻をしない方法」
…おお、儂にこの質問をするのかぁ、と。
というのも、儂、かなりの「寝坊魔」だったんです。
しかも肝心な時に限ってゴリゴリに寝坊する人間だったんです。
大学院生のとき。信頼関係のある友人と一緒に意気込んで某所の採用試験を受けることになり、緊張しながら寝床につきまして、
朝。時計をみると、とっくに採用試験が始まっとる時刻。
わし、泣きそう。っていうか情けなくて実際泣いた。みたいな。
就職が決まり、4月の入社日の前にインターンという名のアルバイト労働。
初日。
起きたら10時過ぎ。
新卒で就職する上場企業の内定者インターンに初日で寝坊。
勇者としか言いようがない。
しかも3日目にも寝坊で遅刻。
会議室で執行役員が「どうしようねぇ。どうしたい?」と儂を詰める。
明らかに 俺を雇うんじゃなかった、失敗だった という空気が、まだ3月なのに、社内に流れる。地獄かよ西新宿は。
その会社では引き続き、初任給の給料日に寝坊で遅刻。
さらに夏には、手掛けた新規事業のオープン日、自分で企画した街頭宣伝に寝坊で遅刻。
肝心な日を選んでいるかのように、寝坊で遅刻しまくる日々でした。はい。
しかし、そんな儂も、最近はきちんと時間通りに起きることは普通に出来ていて、(何きっかけか、は忘れました)
むしろ不眠の症状がすごくて、睡眠とらなくちゃいけないプレッシャーのほうが強いくらいなので…
と、
ここまで考えて、ちょっと待て、となりました。
寝坊=遅刻じゃないな、と。
起きててもダラダラしてて、時間に間に合わないことがありうるわけだ。
俺はもう、寝坊の問題をクリアした今となっては、大概のことに「遅刻」はしなくなりました。
時として「散らかった部屋で鍵や財布が行方不明になり、家を出られない」というトラブルはあったりしますが。
さてLINEの友人にヒアリングしてみると
「時間帯に限らず、時間通りに着くことができない事が多い」
「自分が予約してたり、楽しみにしてたものでも遅れる、間に合わないことが多い」
との事。
おおぅ。重症。
いやしかし、人のことは言えません。
分かる。
私も、似たような経験の心当たりがあります。
その時間を狙って動いているつもりなのに、どうにも間に合わない。
つまり「時間に余裕をもって動いていない」し、
「余裕をもって動こう、という気にもなれない」わけですわ。
分かるー。。。。
だからこそ、この問題は「具体的な対策ができる」ことを、儂は知っています。
ズバリ、
儂の本件への必勝法は、
「アポ1時間前から現場に入って
その1時間、アポと別の仕事する作戦」です。
例えば、15時からアポであれば、
打ち合わせ場所、もしくは付近に14時に入る。
で、1時間くらい別の仕事する。それだけ。
約束の時間になりました。 → はい、もう、現場には、居ます。
っていう。
15時に間に合うように動く気はさらさら無いんです、
大前提として14時に着くように動くんだから。
この1時間の仕事は仕事で、〇〇をやる!と固定・設定しておくべきです。なぜなら、仕事をスケジューリングした以上、きちんと1時間前に入れないと、その仕事が1hぶん止まる、という意味になるからです。
儂はもう1年以上、必ずアポ時間の1時間前を狙うようにしています。
この作戦を施工してからは、ほぼ遅刻はゼロになりました。
だって、もう 居る んだもの。
ただ、ひとつだけ欠点があって、たまに「仕事に夢中になってしまい、時間を忘れる」んですよね。
なので儂の場合、Googleカレンダーのアラームが必須です。もし使い慣れていなければ、スマホ等でアラームをセットするべきだと思います。
これを友人に伝えてみた。
「なるほど、説得力あります」という返答だった。
ちょっと、うれしかった。
友人がそれを実践するかはさておき、取り急ぎお役に立てたようで、よかった。ほっとした。