Nobuhiro Yamamoto

大喜利ファシリテーター・オオギリスト / ワークショップデザイナー。オリジナルコンテンツ「大喜利ワークショップ」で企業内研修や就職支援講座をしてる。たまに高校・大学での講師もしてる。あと高校生・大学生の支援をしているNPO法人の理事としてPBLのDirectorをしている。

Nobuhiro Yamamoto

大喜利ファシリテーター・オオギリスト / ワークショップデザイナー。オリジナルコンテンツ「大喜利ワークショップ」で企業内研修や就職支援講座をしてる。たまに高校・大学での講師もしてる。あと高校生・大学生の支援をしているNPO法人の理事としてPBLのDirectorをしている。

マガジン

  • のぶさんの大喜利ファシリテーションノート

    大喜利ファシリテーター 山本ノブヒロ による、「大喜利」のデザイン、ファシリテーションのノウハウを整理・蓄積したり、「大喜利を取り巻くもの」について触れるnoteです。

  • のぶさんメモ

    山本ノブヒロが日々もやもやと考えていることを 忘れないように文章化しているメモ帳ですよ (Facebookよりバックナンバーも引用)

  • 山本ノブヒロのワークショップデザイナーことはじめ

    山本ノブヒロが、ワークショップデザイナーとして学び考えていく日々の一歩一歩を記録していくメモ。丁寧に、かつ大胆に、ワークショップというものについて考えたり、具体的にワークショップそのものの話をしたり。

最近の記事

「バカにするな」という言葉ほど バカにされる行為も無い、という話

「バカにされる」っていう日本語の表現がすごく興味深い。 劣等的な扱いを受けている側の人が、それに対する反発で用いることが多いわけだが、 この言葉、どんなタイミングで、どんな構造で出てくるのか。ていう。 まずは、他者の評価と自己の評価のギャップを受け入れられない場合に生じるように思う。ヤンキー気質の人が使う時がそう。 あとは、揚げ足取りや弱者側のマウンティングに使われる場合。馬鹿にしないでください!という嘆き、ですね。これを主張することで、相手を悪者にできる。 私的には

    • 「大人数で食事をする」のが嫌いな理由に気づいた話

      儂は、大人数での食事が苦手…というか、嫌いなんですね。 たとえば、人とランチに行く時は、2人もしくは3人が理想です。4人が限界で、5人以上だと強いストレスです。 より大人数のパーティみたいな空間だと、嫌気がさします。 ただ、不思議なことに、一期一会のイベントのあとの、いわゆる「懇親会」と名のつくものは、比較的ストレスが少ないかもしれません。なぜか知人どうしの飲食の場だと、大人数になるのが、かなり苦手です。 飲み会とか、あと結婚披露宴なんかも、まあまあのストレスです。

      • 「遅刻をしない いい方法を ご存知ありませんか?」という質問に対応した話

        少し前になりますが、これ、実際にLINEで入ってきたんです。 「遅刻をしない方法」 …おお、儂にこの質問をするのかぁ、と。 というのも、儂、かなりの「寝坊魔」だったんです。 しかも肝心な時に限ってゴリゴリに寝坊する人間だったんです。 大学院生のとき。信頼関係のある友人と一緒に意気込んで某所の採用試験を受けることになり、緊張しながら寝床につきまして、 朝。時計をみると、とっくに採用試験が始まっとる時刻。 わし、泣きそう。っていうか情けなくて実際泣いた。みたいな。 就職が

        • 「なんかいろいろ忙しくって」というコトバのモヤモヤ感の話

          たとえば会う機会やLINEが減ってしまった恋人同士の会話だとしましょう。 たとえばNPO等で、会議に顔を出さなくなったり、チャットツールで返信しなくなった数年目のボランティアSTAFFだとしましょう 「なんかいろいろ忙しくて、できてなかった。ごめん」 具体的な理由を言うわけでもなく「忙しい」と言われてしまうと、 儂は、とてもモヤモヤします。 世の中「忙しいならしょうがない」という理屈が、 けっこうな説得力をもってまかり通っているようなのですが、 「忙しい」はそんなに万

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        • のぶさんの大喜利ファシリテーションノート
          1本
        • のぶさんメモ
          15本
        • 山本ノブヒロのワークショップデザイナーことはじめ
          6本

        記事

          【のぶさんメモ】損して得取れという言葉の意味の話

          ・世の中には「良質なもの」と「悪質なもの」が混在している ・できれば良いものを選びたい ・できれば悪いものには当たりたくない ・しかし、上記を実践するにはふたつの難点がある ・ひとつめ「良し悪しの基準が一定でない」 ・ふたつめ「触れてみなければわからない」 ・良いものにも悪いものにも触れた方が「豊か」になると思う ・良いものの良さ、ダメなもののダメさ、を体感して、自分の感性を知ることだ ・食べログの星に頼るのでなく、自分の味覚の好き嫌いを知ることだ ・時としてまずいものを

          【のぶさんメモ】損して得取れという言葉の意味の話

          「教える」に本気で向き合うこと(1)

          歳をとったなあ、と感じる瞬間がある。 昔よりも早く階段で息切れするようになったり、疲れが取れなくなったりといった、「身体的要素」も多分にあるのだが、 ここ数年で特に感じている変化は、 【教わる】機会が減っていき、【教える】機会が増えていくことだ。 オトナになると、なんか「ジブンより若い人に、教える」場面が、しれっと自然に設定されていて、当たり前のように、それを責任として求められることがある。 勿論、人それぞれの事情…どのような仕事に就いているか、どのような社会的立場に

          「教える」に本気で向き合うこと(1)

          金払いのいい人でありたい

          昨日の夜、友人とのLINEのやりとりの中で、今後のお仕事に繋がるかもしれない話をさせていただく機会があった。 やはり「値付け」がいちばん難しいなあ、と改めて強く感じた。 消費者として、自分が カネを払う側 に立つときとはまた違った感覚で、「単価」について考えることになる。 生産者、提供者として、人様からお金をいただく側に立って考えることは、ある意味「社会人の醍醐味」でもあるだろう。 相手に対し、金払いのよさやリーズナブル(理にかなった)な消費を期待するのであれば、 やはり

          金払いのいい人でありたい

          大喜利ファシリテーションという発想(1)

          のぶさんです。 ここ10年あまり、教育業界、人材業界まわりのニュースをウォッチしているなかで、何度か「採用活動として 大喜利面接 を取り入れた」、といった話題を耳にしました。 ちなみに新卒採用で行われる場合が多かったようです。 TV番組やお笑いライブで楽しむエンタテイメントとしてだけでなく、大喜利というものが世間で活用されるのは、私的には喜ばしいこといです。 ただですね。残念なことに、そういった企業の多くは「翌年度も継続して大喜利面接を行っている」という企業は少なく、「一

          大喜利ファシリテーションという発想(1)

          褒められる事について(後編)褒められ方について

          前編では、褒められてもリアクションに困る、でも、褒めてもらえたのなら、それを素直に喜べる自分でいたい、という話をしました。 今回は、素直に喜べる褒められ方と、そうでない褒められ方がある、という話です。 もう結論から言いますが、俺は明らかに 人格 よりも 成果物 を褒められたほうが嬉しいのです。 のぶさんは〇〇が上手いね、のぶさんの〇〇はすごいよね、みたいな「俺自身に対するポジティブ評価」をもらうよりも、 のぶさんの言った◇◇が良かった、とか、のぶさんの書いた▲▲がステ

          褒められる事について(後編)褒められ方について

          「インプロの稽古」の話

          最近また劇団での稽古熱が上がってきている。 とにかく気付かされることが多い。 ここで得たものが日常生活や他の活動、仕事などに生きてくれるとよいのだが… ただ、無理にそれを頑張ってしまうと、インプットの感性がまた曇りそうでもあって、なかなか悩ましいところ。 劇団員として、稽古を受けているわけですが劇団ClownCrownの劇団員になったのは2017年の春。 もうすぐ2年になります。 「人前に立つことを仕事に選ぶのなら、その質を高めなければ」と感じ、完全に ならいごと 感覚で始

          「インプロの稽古」の話

          褒められる事について(前編)リアクション編

          俺は褒められるのが苦手です。 いつ頃からそうなのかは忘れましたが、とにかく、苦手です。 叱られたり責められたりすることには慣れていますが、褒められるのは苦手です。 なぜか。 そういう時、どんな顔したらいいのか分からないからです。 別に格好つけるわけじゃなくてですね。 ガチで、困るんですよ。褒められると。 人は皆、「嬉しければ喜んだらいい」とか 碇シンジばりに「笑えばいいと思うよ」などと気軽に勧めてくる。 そんなに簡単に喜んでいいものか。 本当にその評価を間に受けて

          褒められる事について(前編)リアクション編

          WS体験会やります!2/19(日)13時@新宿

          Facebookで絶賛募集中!ですが FBアカウントのない方でも見れるように、こちらにも。 ちなみに参加費は300円となっております。安い。  ◆◆オオギリ的ワークショップ第一弾  ◆◆「カレー向上委員会」体験会オモシロい事を言って ウケを取らなきゃ、なんて考えずに。 みんなで卓を囲み、カレーについて考える だけで 貴方の中にある「オオギリ脳」がストレッチされる。 ==== ==== ==== ==== ==== ==== ==== ==== === ▼【オオギリ的ワー

          WS体験会やります!2/19(日)13時@新宿

          だって世界の半分は夜なんだから という話

          (初出:2016.1.3 at Facebook) ・今更ながら、SNS上には批判的発言が多くなりがち ・その大半は批判になってないけど ・論理破綻していて、自身の無知や論理性の欠如を晒してるだけのものが多い ・一例として、さっきも、クソみたいなdisりツイートを見た ・どこぞで 私は76歳の元慰安婦の話を聞いたことがある というツイートがあったらしい ・沢山の人々が【70年前に6歳やんけ、慰安婦出来るわけねーだろ】とたくさんの人が嬉々としてリツイなり何なりしてた ・「

          だって世界の半分は夜なんだから という話

          やってみて初めて見える「詰めの甘さ」みたいなこと

          去る12/23、 「オオギリ的ワークショップ」第一弾【カレー向上委員会】のテストプレイを実施させていただきました。 少人数対象でしたが、WSとしては目的を概ね果たすことができ、とても 「手応え」 を感じることができました。 参加者のみなさまには心より感謝申し上げます… 加えて、やはり強く感じました 「 やってみなきゃ、参加者の立場からの事は、なかなか 分からない 」 ですね。 純粋な参加者として、その場のみなさんと対峙したからこそ、はじめて具体的にできた事がいくつもあり

          やってみて初めて見える「詰めの甘さ」みたいなこと

          「おべんとまわしワークショップ」実現のための お仲間募集!

          本日は、みなさまに、ちょっとしたお願いです。 ジャストアイデアで終わらせるのはもったいないので、ぜひ実現してみたいと考えている  「おべんとまわしワークショップ」 という企画があります。 以下の資料を読んでみて、もし少しでも興味、関心、ツッコミ、などなどあれば、ヤマモトまでご意見をください。 ▼企画書 おべんとまわしワークショップ(素案 https://drive.google.com/open?id=0B7Kf86GdGQ3OdnNWSUI4VmVFbG8 ____

          「おべんとまわしワークショップ」実現のための お仲間募集!

          ワークショップって何だろう(3)勉強してみて分かった「WSとラーメンの共通点」

          先週末、まるまる3ヶ月にわたって受講してきた、青山学院大学 社会情報学部「ワークショップデザイナー育成プログラム」第23期の全課程が修了しました。 いや、もう、通ってよかった、と言わざるを得ないです。授業料**万円、はっきり言って安い。コスパめっちゃいい。 期待以上にたくさんの知識・理解・学問的メソッドに触れることができ、たいへん勉強になりました。加えて、やっぱり、たくさんの魅力的な人々と出会えた事も、すごく嬉しいです。 さて、実際に、山本ノブヒロはこの三ヶ月で何を勉強し

          ワークショップって何だろう(3)勉強してみて分かった「WSとラーメンの共通点」