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【読書感想文】「書く習慣」が気づかせてくれた、書くことの楽しさ面白さ

いしかわ ゆきさんの「書く習慣」を読んだ。

最近書くことに悩んでいた自分に気づきと安心感を与えてくれた本。「キーワードとかターゲットとか専門用語とか、難しく考えなくてもいいんだ」「自由に書いてもいいんだ」と思えたのが大きな収穫。

だって、自分語りしたいじゃない。
ノートにくらい自分の思いをつらつらと書き殴りたいじゃない。それで共感してくれたり何かしらを感じてもらえたら儲け、嬉しいな、くらいの感覚でいいんじゃないかと、本気で思うわけです。

というか、改めてそう感じることができたのは、この本のおかげなわけで。

同じように書きたいけど書けない、書いてたけど書けなくなった、と立ち止まっている人にはぜひ読んでもらいたい一冊。

何とも言えない愛らしさを感じる門司のマスコットキャラクター



とりあえず個人的に良いと思った点と簡易説明を箇条書きでまとめてみる


●自分語りしてok
→商品の紹介や求人広告じゃないんだから好きなことを好きに書けばいい

●うわ〜と思ったらうわ〜と書けば良い
→カッコつけて専門用語を使うよりも中学生くらいでもわかるように書く方が伝わる

●簡単な言葉を使うことは思考すること
→上に同じ

●感情をうまく言葉にする
→楽しかった、美味しかったで終わらせず友人に紹介するように良さを言語化する
 一生分笑った、まるでジブリ、家庭の味、自分でも作りたい、とか

●漫画や映画は感想を書くまでがワンセット
→アウトプットすることで記憶に残し自分の知識にする

● 読書は楽しみつつもこの本から何を吸い取ってやろうマインドも大切
→上に同じ

●締め文のテンプレを忘れる
→いかがでしたでしょうか。などよくある文句じゃとたんにパッケージ感が出る
 生の声で締めた方が人間味とリアル感が出て良い

● タイトルは文章の顔、パワーワードと主観を入れる
→「新潟旅行の話」より「新潟で出会った鳥博士と海の話」の方が注意を引く

●「まるで自分に言われてるみたい」感が大事
→出来事と己の感情を書きつつも、こうは思いませんか?と問いかけてみる

●書くことは自分理解
→考えや気持ちを整理できる、自分に対する気づきがある

● 口下手な自分でもわかってもらえる
→言葉で説明するのが苦手な人や会話のスピード不足の人にピッタリ


ほとんどが自分に刺さり実践してみようと思える内容だったが、特に最後の口下手な自分でもわかってもらえる、は大きく頷いた。

自分語りが怖いのは「自分語り乙」と言われるのが怖いから。

でも、著者は語る。
自分語りで良いのだと。誰にも見られない前提で書くことで、建前ではない本当を伝えられるのだと。そして万人に好かれなくても良い、共感できる人だけに届けば、それだけで意味があると。

ここは好きなことをつらつらと自由に書く場所。
商業的な文章は別の場で。

そう割り切ったら、とたんに楽になったし書きたくなった。

いしかわ ゆきさんの「書く習慣」
書くに悩んでいる人にオススメです。

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