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【勝手に人生相談 No.500】職と親友失い 楽しみない ( 群馬県・60代女性)


▼ご相談内容▼

60代前半の女性。

昨秋、会社の都合で解雇され。休職中です。バツイチで子どもはいません。

90歳の母と同居しています。

世間では定年を迎える年齢なので、焦らず時間をかけて次の職を探すつもりですが、事務職で約40年勤務し、常に仕事がある生活を送ってきたため、何もしないことがストレスです。

家事はこなしています。

1年前、大親友を病で亡くしました。ショックで目の前の仕事に励もうと時に解雇となり、人生に楽しみや張り合いがありません。

ガーデニングやウォーキングをしても気分転換ができず食欲もありません。

違う職種に就いたり、新しい環境に飛び込んだりすることには、不安がありますが、きちょうめんで、ぼうとしていられません。

リラックスして生活したいのですが、どうしたらよいですか。

群馬県・60代女性

▼やまのぼ回答▼

 人生にも区切りをつけることが、大切だと思います。気分転換をすることで、心身ともにリフレッシュすることも大切です。でも、あなたは、そのやり方が間違っていると思います。

 確かに、現在は大部分が過去の事象でできていますが、足元では未来への足掛かりも芽吹き始めているのです。

 いま、誰もが現在という狭間に、立っているのです。

 立たされているのでは、ありません!あなたが、あなたの足とあなたと心持ちで、立っているのが現在です。

 そんな時に、過去を引きずりながら、気分転換を試みても、当然上手く捗りません。きっぱりと過去と区切りをつけることです。

 会社に解雇されたとか、バツイチだとか、子どもがいないとか、高齢の母親がいるとか、大親友を亡くしたとか、諸々のことを一旦客観視してみることです。

 大袈裟に言うのなら、あなたと関わりのないことだと、切り離してみることです。

 過去の出来事は動かしがたく、思い悩んでも人知ではどうすることもできません。受けとめるしかないのです。つまり、開き直るしかありません。

 あなたのように、気分転換を目的にすれば、するほど気分転換はできません。あくまでも、結果的に、気分転換ができた!と納得できる行動を取るべきです。

 今までの人生と区切りをつけた上で、あなたが一番チャレンジしたいことをひとつだけ選んで、それに没頭することをお薦めします。けっして欲張らず、たったひとつだけがポイントです。

 きっと、気分転換できた!と言う結果を手に入れられ、リラックスできる人生を送られると確信します。

 

 

▼次回のご相談予告▼

 次回の【勝手に人生相談 No.501】茨城県・50代女性のご相談です。「気遣いの言葉のない夫」を、予定しております。

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