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【超短編小説】遠(その10)#140字小説

キミの火照った瑞々しい裸体に、這わせるボクの指が行き着く先は、意識が遠のくキミにだって明らかだろう。互いの言葉にならない声が、二人だけの部屋に反響する。ボクの激しさはキミの痙攣を誘い、ボクの意識も尋常でない領域へと遠のく。抱き合った二人で、このときが永遠であれ!と願いつつ果てる。

遠 (その11)も読んでみよう!👉
👈遠 (その1)から全部読みかえしてみよう!


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