【超短編小説】遠(その6)#140字小説
ルームメイトは、なぜか同じ体系で顔まで同じだ、名前は味気ない番号で呼ばれる。自分の手であり、足のはずなのに、誰かに遠隔操作されているようだ。キョウジュは私を一番可愛がってくれるが、何もかもわからなくなることがしばしば起こる。目覚めれば、キョウジュの明るい顔に出会えることが喜びだ。
ルームメイトは、なぜか同じ体系で顔まで同じだ、名前は味気ない番号で呼ばれる。自分の手であり、足のはずなのに、誰かに遠隔操作されているようだ。キョウジュは私を一番可愛がってくれるが、何もかもわからなくなることがしばしば起こる。目覚めれば、キョウジュの明るい顔に出会えることが喜びだ。