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あなたが叶えたいと言っているその夢は、本物ですか?
夢を持つことは、とても大事なことです。
夢があるおかげで、モチベーションを保つことが
出来るからです。
しかし、その夢が「偽物」だったとしたら…
おそらく、夢を叶えようとする「やる気」は、
出て来ないかもしれません。
・言ってることと、思っていること
口先で「かなえたい」と言っている夢と、
心の奥で「叶えたい」と思っている夢は、
イコールとは限らない…
「かなえたい夢」と言われても、
あれもこれもたくさんあって、決められない…汗
そこで、
質問を、以下のように変えてみました。
「人生でどうしても叶えたい夢を一つだけ
選ぶとしたら、どれを選びますか?」
そして出て来た答えが…
・私の本当の夢
私が人生でどうしても叶えたいと思っている夢は、
「本を出版すること」です。
どんな種類の本でも良いから、
とにかく「紙の本」を残してから
この世を去りたいと思っていたのです。
それが長い間の夢だったんです。
ところが、紙の本を出すためには、
出版社に企画を持ち込んで、
OKをもらう必要があったのです。
なんの実績も無い自分に、
そんなことが出来るんだろうか?
でも、文章を書くことは大好きだし、
本を読むことも大好きだ。
だったら、とにかくブログやメルマガ等で、
文章を書いて発信してみよう。
そして、いつまで経っても、
本にはならない文章を、
書き続けていたのです。
・偽物の夢(楽な選択肢)
そんな時、文明が進化して、「電子書籍」と言う
便利なもの(他の選択肢)が産まれました。
「電子書籍なら、出版社に関係なく、
個人でも、誰でも本が出版できる…」
なんとも刺激的な謳い文句ではありませんか。
「紙の本」を出すことの難しさを実感していた私は、
すぐにこのチャンス(安易な選択肢)に飛び付いて
しまったのです。
つまり、自分で電子書籍を書いて出版したのです。
書き溜めた文章は山ほどあったので、
書くことはさほど大変ではありませんでした。
しかし、校正に膨大な時間がかかったのです。
なんせ、校正のやり方など全く分からない素人が、
自分が書いた文章を何度も読んで、
誤字脱字の修正や、文法や表現のチェック、
読者により伝わる文章に直して行くのですから…
最初の一冊目を書き上げる頃には、
疲労困憊(もうたくさん)といった感じでした。
こんなに辛い思いをするくらいなら、
もう本なんか書きたくない…
そう思ったほどでした。
でも、やっとの思いで最初の本(電子書籍)を出版した時は、
正に感無量(やっと夢が叶った)という感じだったのです。
・夢から覚める(違いに気付く)
その後、3冊の本(電子書籍)を書いて出版したのですが、
5冊目の本を書いている時に、なんとなく「違う」という思いに
駆られるようになって来て、書けなくなってしまったのです。
一体何が違うのかと言うと、
「電子書籍」は、「紙の本」とは違う(本当の夢じゃ無い)
ということなんです。
言うなれば、
「社長」になりたいと言う夢を叶えるために、
個人事業主になる=電子書籍を書く
株式会社の社長になる=紙の本を出版する
このような違いを感じたのです。
個人事業主も、確かに社長と言えなくも無いですが、
世間で認められる一般的な社長のイメージは、
株式会社の社長ではないでしょうか。
電子書籍を出して、夢が叶ったと思っていたけれど、
それは偽物の夢だった。
つまり、私の本当の夢は、
「なんでも良いから、本を出版すること」では無く、
「紙の本を出版すること」
だと、改めて気が付いたのです。
今までは、自分を誤魔化して、楽な道に逃げていた
(個人事業主になって社長だと言っている)
だけだったんだと、思うようになったのです。
電子書籍を出して、本を出すと言う夢が
叶ったと思い込んでいたけれど、
心の奥では、夢が叶ったことを納得していなかった
と言うことなんです。
「紙の本を出す」というその道は、
とても険しい道のりなのです。
そのことは、電子書籍が世の中に登場する前に、
散々調べて知っているのです。
・新たな決意
今回、自分の本心に気付いてしまった以上、
嘘をつき続けることは出来ません。
このnoteや電子書籍を書きながら、
もっと自分の腕を磨いて、
いつの日か「紙の本」を出版することが、
私の本当に叶えたい夢なんです。
その夢を叶えるために、必要な情報を調べて、
色んな賞にも応募してみたりしながら、
チャンスの女神が微笑むのを待ちたいと思います。
今回、この記事を書くことで、
自分の本心に気付くことが出来たのでした。