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つれづれ読書感想文(その10)

いつの間にかその10。。。。

いや、漫画とか読み切っていないのとか入っているから何とも言えないけれど。

続けばいいなあと先々週?くらいから始めたこの企画。
いかに私が暇なのがわかりますね!!

はい。

では、今回の御題目
「天狗屋敷の殺人」

ミステリー小説ですね、しかも連続殺人物。あとはある意味館もの?

今でもあるんですね、遺言によって一族の妬み嫉み。
こんにち、こういう話が出てくるものって小説の中でしか聞かなくなっている気がしますね。

そんなに世代ではありませんが、横溝正史さんの話や漫画アニメであれば金田一少年の事件簿で出てきそうな話です。

、?

ああ、そうね。

今この文章を書いていてやっと合点がいきました。
そう、金田一少年の事件簿や名探偵コナンのようなトリックなんです。

確かに往年のミステリー小説でもあり得るような気はしますが、なんともんんん?それありえんのか??というトリック
まったくもってうっそだーーーって感じではありません。
何なら割と複雑でまあ確かにそんな感じでピタゴラスイッチすればいけるかなという感じ。

うん、コナンっぽいかも。

ちなみに読みやすいです。
こういう話の小説って先にも出しましたが、例えば横溝正史さんの話。
ほかの小説と比べても表現が独特だったり難しかったりで読み進めるのが難しいものもあると思うんです。
(まあ、その分心理描写や状況描写は緻密になるんですが。)

とりあえず読みづらくなると思うんです(あくまで私は。)

この小説は現代の小説と言ったらよいか、例えばライトノベルとか?
文が崩れているわけではないんですが、表現が若い気がする。
特にボケ方が若い。

小説の中登場人物の人柄を表すために小ボケのようなものを入れる方も多いと思いますが、あんまり昔から読んできた小説では表現しない方法に感じました。

もしかしたらこういう作風なのかもしれませんが。

で何が言いたかったというと

重厚なミステリーというか、THEミステリーみたいなものが読みたいなあという方にはピッタリ。しかも読みやすいから今までの読書経験はあまり関係なくお勧めできると思います。

ちなみに小説のペースは赤川次郎さん系です。
あれ?こんなに読んだのにまだ事件起こるの?系です。
(これはわかる人にはわかると思います。)


余談。
私も山奥でこの文章を書いていて、なんなら山も持っている家系ではありますが、一族争いって言葉は聞いたことありませんね。少なくとも私の家系では。
なんなら、現当主から下の代がこの地に根付いてくれる心配のほうが大きいくらい。(なお私は分家なので関係ありません。)

こういう小説を読んでいると
まあ、お金がらみだからかもしれませんが、小説の中だけでもこんなに山とか家柄を大事にする人たちってなかなかすごいものがあるなあなんて思ったりそんな感想がでてくるものです。

ちなみに地方の山なんて公共事業の買い手がつかない限りほぼ二束三文。
こんだけ広いのにこれしか価値ないのかよ!ってのがほとんどです。

それこそ、ある意味小説なんだなと思うのです。


おわり


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