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つれづれ読書感想文(その45)

今日は休みなので(2冊目)

「海がきこえる」

ジブリ映画にもなったこの本、私の世代では本が原作であることは知らないんだとうおもう。

そもそも、トトロやナウシカのようにそこまでメジャーではないと思う。

ただ、昔見たあのジブリ映画が海が聞こえるだったか思い出ぽろぽろだったか確かめるためにも本屋で見かけて家まで持ち帰った次第である。

そもそも舞台の時代背景は昭和である。携帯電話もなく、相手に連絡を取る場合、家電に電話をかけていたそんな話である。

今とはかなり世界が変わってしまったが、かろうじてそのころの風景を想像できる私世代からするととても感じのいい作品でした。

「海がきこえる」すごいセンスですね、この作品を読んでから思いましたが、とてもいろんなものを含んでこの言葉に表していると思います。

そして、これはたぶん大人になった人たちが読む本かなとも。

もちろん、高校生や大学生が読んでもいいのかもしれないけれど。
まだ、味わい尽くすには経験が浅いかな、もう少し大人になっていろんな経験をしてからこの本を読めば、どこか懐かしいような。

そう、なんとなく同窓会に出ているかのような錯覚が味わえると思います。
みんなかわんないなあ、あいつは来なかったのか、そういやあの時あんなことあったなあ。

ざわざわしている会場の中で一番気になるあいつの存在。
変わっててほしいような変わっていなくてホッとするような、


いい読書体験でした。



おわり

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