つれづれ読書感想文(その22)
思いあっている人に嫌われたくないのは世の常なのかもしれません。
ただ、思いあっているからこそ距離は測り難く。
慢心からか相手の思いを勝手にわかってつもりでいたくもなる。
あなたのいないこれからの人生は感じる痛みもなく、見える景色も灰色のごとし。されど人生は続いていく、終わりはわかっているけれど、どこかでまたいつかあなたと会えるのではないか。
再び色づくことはよいことなのか、それとも・・・
とまあ、今回は読んだ本は
千早 茜さんの「魚神(いおがみ)」です。
これは、なんと表現したらいいのかよくわからないお話。
歌舞伎を見ているような古典の雰囲気も醸しつつ現代サスペンスの雰囲気もあり、悲恋の話でもあるような話と言ったらよいのか。
人によって最後はハッピーエンドにもバッドエンドにもとらえることができる作品です。
千早さんの作品らしく、描写は繊細で脳裏で情景を思い浮かべやすい文体ではありますが、趣は少し固め、時代背景のせいなのかそれとも題材のせいなのかというところがありますが、作品とはあっていると思います。
ただ読む人は選びますし、読み取れる人もどれだけいるのかわかりません。
若干気持ち悪くなるような複雑な心境も入ります。
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('ω')
いやあああわからん、せつねえええと表現したい気持ちもあるんだけれど切ない?の?というか相手の男もぶっちゃけどういう心境なんだよ。
好きなの?嫌いなの?自分本位で遠ざけちゃってたの?何なの?
主人公もどうしたの?なんでそんなにかたくなに会いに行かないの。
すねてるの?自信がないの?怖いとは書いてあるけれど。
もーーーーー船頭さんがかわいそうだよ、、、、、ふたりともいいからあえよーーーーーーーー
失礼、取り乱しました。
正直、昔ながらの終わり方であればバッドエンド間違いなし、波がざっぱーーーんして「終」で終われるような作品ですよ。
最後の数pは本当に必要なんだろうか。
うーーーーーーーーーん
一気に読み切れるくらい夢中になるし面白いのはわかる。わかるよ
わかるんだけれどうさああ、最後のやつは一体全体何だったんだってばよ。
余談。
コンナカキカタヲシテイイノカワカリマセンガ
いろいろな性癖が混じり混ざり合い、うええええとなるところが
あります。苦手な人は苦手ですし。
好きな人は興奮する作品です。
あなたはどちらかわかりませんので読んでみてね!!!!!!!
おわり
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