つれづれ読書感想文(その31)
美術館に行くのはなんとなく好き。
特に知識は無いが、好きな絵があれば立ち止まって浸りたくなる。
そもそも家に絵を飾るタイプの人間である
家の目に入るところに絵を飾るとその絵が好きなだけ気分が良くなるものだと思う。
美術館で行ったことがあるのは地方のだけかしら。
あまり大きな展示企画のようなものには行っていない。
日本にはあまり有名な画家がいない気がする。
有名というよりポピュラーの方が正しいだろうか。
ようは、ゴッホやモネ、ピカソやダ・ヴィンチがいないのである。たまたま展示会があれば観ることができるが本来は外国に行かなければならない。
そんな時にこの本をお供にするのはいかがだろうか。
「妄想美術館」
美術品を題材に小説を書いている原田マハさんと私が良く読んでいるエッセイ著者のヤマザキマリさんの対談形式の本である。
お二方とも美術には、造詣が深く、作品ごとの印象何かを読み取れる。
物によっては挿絵として登場するので
「あーこれか。」となるものもあれば
「へーこんな作品があるんだ」
となるものもある。
私としては登場する画家の半分くらいは知らない方だった。
それでもどういうところが個性的で、どういうところが好きなのかを会話形式で展開していくのでわかりやすく読みやすい。
キャプションも多めで深掘りもしやすい。
読み物としてだけでなく、ビギナー向けの解説本としても手に取りやすい1冊かと思う。
なにより、原田マハさんの作品は書店で見かけることが多々あるが読んだことがなかったので今度読んでみたい次第である。
おわり
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