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つれづれ読書感想文(その13)

たまには小説ではないものも。

「アニメオタクの一級建築士が建築の面白さを徹底解剖する本。」

普段あまりよまない本ですね。
というより出会わない本?

私の町には小さな本屋しかないので読み物系、かつ工業系の本は取り扱っておりません。ただ、大きな町が遠いかといわれるとそこまでではない。
電車で1時間はかからない程度に所謂政令指定都市があり、なんでも置いている丸善書店さんがあるわけです。

丸善に行くのは月2くらい、その時に小説、新書、単行本、工業、雑誌ととりあえず全部のコーナーを周ります。
そして気になる本を片っ端から籠に入れて購入してくるわけですね。

はい、前置きが長くなりましたがそんなこんなで出会った1冊です。

アニメの中って現代風のオフィスビル群だけでなく、どうなってんねんという建物や日本建築ではないなというような建物が多く出てきます。

例えば、千と千尋の神隠しに出てくる油屋。
エバンゲリオンに出てくるNERV本部。

素人目には、「アニメの中の産物だしどうとでもできるだろ、魔法も使えるしね☆」
とか考えてしまいますが、一つ一つを本当に実在する建築様式に合わせて解説している本です。
といっても専門書ではありませんので堅苦しい感じではありません。

「へーあの建物って実際にも存在しうるんだあ」

くらいの感じで読めます。

ちなみに挿絵もたくさんありますので読みやすいし見やすいです。

くわえて帯にも書いておりますが、日本とか世界にはどんな建築家がいて
どんな建築様式があるのかしらというのをサラッと読める入門書としても
おすすめ。

詳しくは書かれていないけれど、用語が出てくるのでその用語から派生して調べることで自分で詳しく調べるための足掛かりになると思う。

個人的にはクッパ城い生えているとげ。
あの解釈が面白かった。


おわり


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