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つれづれ読書感想文(その41)

今回は漫画を。
だが、ただの漫画ではない。

そう「統計学」を扱う漫画である。

「この世で一番面白い統計学」

統計学は昔から漠然と興味がある知りものでして、大学の数学で標準偏差とかばらつきとかなんとはなくであるが学んできた。
そして、会社に入り品質管理教育を受けるうえで改めて学んだと思う。

なので、用語といったん何をしているのか、そしてどうやったらそれを確かめられるのかは知っている。(EXCELで検証が可能)

そこまでしたらなんとなく話についていけるのではないかと思う。
もちろん漫画形式で話が展開されるので
「なんかいってるなあ」
というだけの感想ならどんな日本人でもわかることができる。

ちなみに作者はアメリカの方かな?そして漫画家もアメリカの方。。かな?

ウォレ〇とグルミッ〇のようなテイストの絵で淡々と展開される統計学。
なかなか奇抜である。

そして、日本の何かを漫画で説明するシリーズみたいに誰かと誰かの会話形式ではなく、海外らしく(NETFLIXのアニメを見ているかのごとく)
あくまでも、読者との対話を漫画で行っている。

正直統計学の話はなかなか分かりやすくまとまっていると思うが、この話の展開についていけるかどうか日本の読者としては何とも言えない。
たぶん、個人差がある。

そして、途中から皆さん、前の単元でやりましたのでこれはわかりますよねが始まるからどんどん話がエスカレートしていく。

面白い本ではある。
なるほど、ここまである程度統計学の何たるかを説明して終わるのねというにはとてもいいところまで説明してくれる本だと思う。

ただ、まったくもってとっかかりをもたない読者にはちんぷんかんぷんになるような気もする。
できれば、大学の統計学の授業を取って

「あー統計学の授業で何言っているのかぜんぜんわからないなあ、用語が何を意味しているのかいまいち理解しづらいし、、、」

という読者はぜひ読んでもらいたい。

最初のエッセンスを補強する意味でこの本を読むのはとてもためになる。
そしてかみ砕いて内容を理解し、時にはほかの誰かに説明するためのいい材料になるだろう。


おわり

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