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子どもに執着してしまったら

家庭から世界平和を目指す女おかたむです。

今日は「子供に執着する親」について、書かせていただきます。

というのも、先日ある方から相談を受けました。
内容は、子供の英語教育についてでした。

「毎日、子どもに日英両言語で多読をさせている」
「どちらの言語も完璧に話せるようにしてやりたい」
「英語を話す時にどうしてもつっかえてしまう。
どうしたら完璧にどちらも話せるようになりますか?
親としての努力が足りないのでしょうか?」

その方は、国際化している日本において、
お子さんに「英語力を養ってほしい」
という強い希望がありました。

親が子を思う気持ちは大切です。

ですが、私は正直その方が、お子さんに執着しているようにしか見えませんでした。

親として「子供にこうなってほしい」という希望を持つことはいいと思います。

でも、実際「お子さん本人が英語を完璧に話せるようになりたいか?」は別の話。

心理学では
「ブランケット症候群」
という言葉があります。

赤ちゃんからずっと使っているお気に入りの毛布を、
子どもや大人になっても手放せない人がいます。

それを持っていると安心するから、手放せない。

そのように1つに執着する行為を「ブランケット症候群」といいます

執着対象は、モノ、ヒト、色々です。

その中で、子どもに執着する方というのが一定数おり、
私の周りにも少なくありません。

子どもの習い事を親が全部決めてしまい、外遊びもさせずに
そのスケジュールでがいっぱいにしてしまう。
そして、親が満足する。

子どもの主体性を無視し、親が全部コントロールしてしまうパターンです。

その原因は、その親御さんの心が満たされてないことが多いんです。

・毎日の未達成感(自分自身で何もできてない)
・自分への劣等感(英語が話せない自分)
・幼児期の寂しかった思い出(自分は何も習い事をさせてもらえなかった)

原因は人それぞれですが、このような幼少期の愛情不足により
自分が「何かを愛したい」という衝動に駆られ、
子どもに過集中してしまう。

それは、自分が周りに
「いい親として認めて欲しい」
という承認欲求が強いからです。

ですが、実際それは、子供の自立を妨げてしまいます。

私の友人にも親御さんが過集中な人がいました。
その友人は二人姉妹なのですが、
お母さんが自分の出かけるところに
いつもついてきてしまうというのです。

高校生の時も、友達と一緒にカラオケに行く時に

お母さんがついてきてしまったり。


大学の卒業旅行にも、自分の友達に交ざり

なんと、お母さんが一緒に来てしまったり。

そして、その友人は今結婚し、子供がいるのですが、
毎週末お母さんが来て、孫の世話してくれるそうです。

お母さんとしても、
「私はお世話をしてあげている」
「娘のためを思っている」
という意識でいます。

つまり、お母さんは、その方法で
自分の承認欲求を満たしているんですね。

子供に執着してしまうと、
子供の人生を壊してしまったり
自立を妨げてしまいます。

こうなる前に、子供が自分で考えたり、できるようになってきたら、
子離れも必要ではないかな、と私は思います。

そのためにも、
「子供がいなくなったら空っぽな自分」
ではなく、母親自身も自分の興味のあること、
好きなことをやってみる。

少し、自分に意識を向けてみる。
ということも大切なんじゃないでしょうか。

子供も、もちろん大切ですが、自分も大切にするその「距離感」が、
良い家族関係、親子関係を築く上で大切
ではないかな。

そう思います。

もし、この記事を読み「自分は子供に執着しがちだな」と思う方がいたら、
・昔、自分の好きだった事、
・今興味のあるもの、
何でもいいので、紙に書き出してみることをお勧めします。

自分自身を満たしてあげれば子供に執着することはなくなります。

<今日のまとめ>
子供に執着してしまったら
・それに気づき
・その気持ちを認め
・自分自身へ意識を向けてみる
・自分の好きなこと興味のあることを紙に書く。
・紙に書いたことをやってみる

ではではでは~!お読みいただきありがとうございました

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おかたむらアキコ
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