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広島・小園海が右へ左へ4安打!ディグプロ3月12日
広島の未来を担うショートストップが4安打の乱れ打ちで魅せました。
今回は、3月12日に行われたオープン戦3試合を振り返っていきます。
※以下一部敬称略、試合順は開始時刻順、同時刻の場合はスポナビ野球速報の表示順に。
西武対中日戦
ベルーナドーム
13:00プレイボール
スコア 西武2-1中日
スタメン
西武 中日
1 中 西川愛 1 中 三好
2 遊 源田 2 二 田中幹
3 左 コルデロ 3 左 ディカーソン
4 一 アギラー 4 右 細川成
5 指 中村剛 5 一 石川昂
6 三 元山 6 三 高橋周
7 二 外崎 7 指 鵜飼
8 捕 古賀悠 8 捕 木下拓
9 右 金子 9 遊 C.ロドリゲス
投 平良海 投 小笠原慎
西武は開幕ローテ入りを目指す平良海、中日は開幕投手候補入りしている小笠原慎が先発します。
小笠原慎は開幕に向けて順調な調整ぶりを示しました。1、2回を無失点に抑え立ち上がると、3回にはチームでも10年ぶりとなる二塁牽制アウトを達成。
珍しいアウトの取り方でピンチの芽を摘むと、4回も三者凡退。5回には無死三塁から外崎にタイムリーを許しましたが、6回6安打、5奪三振、1四球、1失点で降板。
「寒かったけど、それを上回る気持ちがありました。ここ数試合結果が出ていなかったので、今日は何としてもという気持ち」。
と、気温7度の中ノースリーブで投げ込んだ左腕でした。
一方の平良海はボールがばらつきながらも、球威で押しました。この日はなかなかゾーン内にボールが決まらず球数が嵩みましたが、ストレートと新球「ジャイロスライダー」を武器に、イニング以上の7奪三振を記録。
4回には三者連続三振を奪うなど、5回2安打、2四球、1失点でマウンドを降りた平良海は、
「球速も以前よりは出ていたので本当に良かったと思います」。
とコメント。試合前に掲げたテーマをしっかりとクリアしました。
打撃でアピールを見せたのは、今季から育成登録となった西武・牧野。昨季受けた右肘の手術により背番号を3桁へと変えた獅子の司令塔は同点の7回裏一死二塁のチャンスで代打で出場すると、2球目を捉え勝ち越しタイムリーとしました。
打撃でも復調を証明しており、支配下復帰の時は近いかもしれません。
試合は、牧野のタイムリーで勝ち越した西武がリードを守り切り、2-1で中日に勝利しています。
勝利投手:ボー・タカハシ(1勝)
敗戦投手:フェリス(1敗)
投手リレー
中日:小笠原慎-フェリス-勝野
西武:平良海-ボー
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ソフトバンク対巨人戦
鹿児島平和リース球場
14:00プレイボール
スコア ソフトバンク3-2巨人
スタメン
ソフトバンク 巨人
1 中 周東 1 三 増田陸
2 三 栗原 2 二 吉川尚
3 右 柳田 3 指 オドーア
4 一 山川 4 一 岡本和
5 指 中村晃 5 中 佐々木俊
6 左 川村 6 右 萩尾
7 遊 今宮 7 遊 門脇
8 二 牧原大 8 左 秋広
9 捕 谷川原 9 捕 山瀬
投 石川柊 投 山﨑伊
ソフトバンクは石川柊、巨人は山﨑伊と共に開幕ローテ入りを狙っている選手が先発します。
巨人先発の山﨑伊は立ち上がりこそ悪かったものの、修正力を見せました。初回は栗原にツーベースを浴び、二死二塁から山川にタイムリーを許した右腕でしたが、2回以降は被安打2本のみ。
しかし、5回4安打、2奪三振、1失点と凡打の山を築いた山﨑伊は降板後
「初回の入り、流れで点を取られてしまった。ちょっと変化球多めで初回に入っちゃったので…。今の時期ですし、長いイニング投げるためには真っすぐをしっかり投げないといけない」
と反省。チームの先発2番手としての自覚はすでに育っているようです。
ソフトバンク・石川柊は相手のアウトコース中心に投げ込みました。ストレートに加えパワーカーブ、フォークを中心とした投球で、ゴロアウトで多く打ち取っていきます。
相手打線が慣れてきた4回に二死一塁からホームランを浴びてしまったものの、4回4安打、3奪三振、2失点で降板。
「あんまり調子は良くなかったですけど、その中で自分の投げたい球種は一通り投げられたので良かったと思います」
と振り返った右腕でした。
打撃では、今季からソフトバンクに加入したあの助っ人が古巣に恩返し。ソフトバンクの1点ビハインドだった6回裏、二死二塁のチャンスで中村晃の代打としてウォーカーが出場すると、巨人・直江の高めの釣り球を一閃。
打球はぐんぐん伸びていき、場外に消える逆転ツーランとなりました。
「真っすぐを捉えることができた。とにかくランナーをかえすことを考えて打席に入った。レフト方向のフォローの風に乗せようとイメージ通りの打球を打つことができた。結果を出すことができて良かったよ」
とコメントしたウォーカー、新天地でも得意の打撃は健在です。
試合はウォーカーのホームランによるソフトバンクの逆転後、両チーム共に追加点は入らず、ソフトバンクが逆転勝ちを収めました。
勝利投手:板東湧梧(1勝)
敗戦投手:直江大輔(1敗)
セーブ:長谷川威展(1勝2S)
本塁打
巨人:萩尾匡也1号ツーラン
ソフトバンク:ウォーカー1号ツーラン
投手リレー
巨人:山﨑伊-直江-横川-バルドナード
ソフトバンク:石川柊-板東-長谷川威
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日本ハム対広島戦
ES CON FIELD HOKKIDO
18:00プレイボール
スコア 日本ハム4-4広島(規定により引き分け)
スタメン
日本ハム 広島
1 遊 水野 1 右 野間
2 左 スティーブンソン 2 二 菊池
3 指 レイエス 3 遊 小園海
4 二 若林晃 4 三 レイノルズ
5 右 万波 5 左 秋山翔
6 一 A.マルティネス 6 一 シャイナー
7 三 野村佑 7 捕 坂倉
8 中 淺間 8 中 上本
9 捕 田宮 9 指 堂林
投 山﨑福 投 九里
日本ハムは本拠地開幕投手に内定している山﨑福、広島は今年の開幕投手である九里が先発します。
広島・九里は開幕に向けて仕上がっている姿を見せてくれました。1、2回は打者3人で終えると、3回はタイムリーで1点を失うものの4から7回までは危なげなく無失点ピッチング。
8回一死で水野に死球を与えたところで降板となりましたが、7回3分の1を投げ6安打、4奪三振、1死球、2失点と力投。
「(バッテリーを組んだ)坂倉としっかり話しながらできたので良かった。最後デッドボールで終わってしまったところだったり、スライダー、シュートが今日はあんまり操れなかったので、新しい課題としてしっかりとやっていければいいかなと思う」。
とコメントした九里は、次回が最終調整の場となります。
一方の山﨑福は少し心配な結果に。無失点にこそ抑えたものの初回から2安打を許すと、2回にも2本のヒットとエラーで二死満塁のピンチを招いてしまいます。
そして3回には4本のヒットを浴びてしまい、3点を失います。4回もヒットを1本打たれ4回9安打、4奪三振、3失点で降板した左腕は、
「打たれたのでいろいろ考えられることがある。前向きに修正していけたらいいなと思います。本番までにいい調整ができるように準備したい」
とコメントを残しました。
そして、この試合のMVPはなんといっても広島・小園海でしょう。一打席目からいきなりレフトへチーム初ヒットを放つと、3回の第二打席では先頭としてライトへのスリーベースを放ちチャンスを広げます。
さらに第三打席ではセンターへヒットを打つと、極めつけには第四打席でレフトへタイムリーを放ち、これでなんと4安打。しかも8回の第五打席はピッチャーゴロとなったもののファーストのエラーによって出塁しており、ついに5打席皆勤賞を達成しました。打ちに打ちまくった小園海は、
「満足はしていないので。ここからさらに(状態を)上げていけるように頑張ります」
と口を引き締めます。油断せずに、シーズンでも打ちまくってほしいですね。
試合は日本ハムが3点ビハインドの状況から追いかけ続け、8、9回で計3点を獲得。広島の4点に並び、試合は引き分けに終わりました。
勝利投手:無し
敗戦投手:無し
投手リレー
広島:九里-塹江-森浦
日本ハム:山﨑福-杉浦-金村-河野竜-田中正
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/133838123/picture_pc_fa89048fcac1ce6e8c9c1553dea02355.png)
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まとめ
各地で試合が降雨のため流れましたが、やはりドーム球場は天候によって試合状況が左右されないのでいいですね。
また、筆者は本日ハマスタに観戦に行ってきました。その試合のことも時間があれば書こうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。