中日・大野雄大が復活の4回無失点!ディグプロ3月10日
13年前、東日本大震災によって被災された方々にお悔やみ申し上げるとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
左肘のクリーニング手術で長期間戦列を離れていた竜の左腕が、開幕に向け復活した様子をファンに見せてくれました。
今回は、3月10日に行われたオープン戦6試合を振り返っていきます。
※以下一部敬称略、試合順は開始時刻順、同時刻の場合はスポナビ野球速報の表示順に。
楽天対日本ハム戦
静岡県草薙総合運動場硬式野球場
13:00プレイボール
スコア 楽天9-3日本ハム
スタメン
楽天 日本ハム
1 遊 村林 1 中 淺間
2 二 小深田大翔 2 一 郡司
3 一 茂木 3 左 スティーブンソン
4 左 島内宏 4 指 レイエス
5 指 フランコ 5 三 野村佑
6 三 鈴木大地 6 右 万波
7 右 阿部寿 7 捕 A.マルティネス
8 捕 堀内 8 二 石井一
9 中 田中和 9 遊 水野
投 瀧中 投 バーヘイゲン
楽天は瀧中、日本ハムはバーヘイゲンと共に先発ローテ入りを目指す投手が先発します。
日本ハム・バーヘイゲンは低めにボールを集められませんでした。試合開始からわずか5球でヒット2本によって1点を失うと、二死満塁から阿部寿にタイムリーを許します。
さらに2回には2本のタイムリーを浴びるなど3点を失い、3回80球を投げ7安打、5奪三振、4四死球(死球2)、5失点で降板。
と話した助っ人でした。
一方、瀧中も山あり谷ありの投球。初回は三者凡退に抑えたものの、2回に三連打を許すなど2失点。3回は2本のヒットを許しながらも無失点で切り抜けましたが、4回にもタイムリーで1失点。
5回は1四球のみに抑え、5回8安打、2奪三振、1四球、3失点で降板した瀧中。相手の走塁ミスにも助けられましたが、回ごとの波を少なくしていきたいですね。
本職から離れた外野で存在感を放っていたのは楽天・阿部寿。この試合はセカンドではなく「7番・ライト」でスタメン出場すると、タイムリー2本含む3安打の活躍。
5打数3安打2打点と結果を残したみちのくの"マスター"は、
と、出場機会を貪欲に模索。生き残るため首脳陣へアピールし続けます。
試合は4イニングス連続得点を挙げるなど打線が好調だった楽天が19安打9得点の猛攻で勝利。破れた日本ハムは走塁ミスが目立ちました。
勝利投手:瀧中瞭太(1勝)
敗戦投手:バーヘイゲン(1敗)
投手リレー
日本ハム:バーヘイゲン-福田俊-ザバラ-生田目
楽天:瀧中-酒居-鈴木翔-ターリー-西垣
DeNA対西武戦
横浜スタジアム
13:00プレイボール
スコア DeNA1-3西武
スタメン
DeNA 西武
1 右 度会 1 中 西川愛
2 中 関根 2 右 若林楽
3 一 佐野恵 3 指 ガルシア
4 二 石上 4 一 アギラー
5 三 宮﨑 5 左 コルデロ
6 左 梶原 6 三 渡部健
7 指 大田 7 二 外崎
8 捕 山本祐 8 捕 古市
9 遊 林琢 9 遊 源田
投 平良拳 投 松本航
DeNAは平良拳、西武は松本航と共に先発ローテを目指す投手が先発します。
西武先発の松本航は粘りのピッチングを披露。初回から二死一、二塁のピンチを招きながら宮﨑を三振に仕留めると、2回はホームランを浴びたものの、後続を打ち取ります。
3、4、5回はランナーを三塁に進ませず降板。5回4安打、3奪三振、3四球、1失点と内容は良くありませんでしたが、失点は最小限に抑えています。
一方の平良拳は、一度崩れてからの立て直しが課題となりました。3回まではランナーを出しながら無失点で抑えていたのですが、4回に先頭のアギラーにホームランを許してからは二者連続ヒットを許し、併殺崩れの間に1点を失います。
結果的に4回4安打、3奪三振、2四球、2失点という内容だった平良拳は、
と、スライダーの制球について反省していました。
打撃では、渡部健に覚醒の兆しあり。この試合は「6番・サード」でスタメン出場すると、ホームラン含むマルチヒットの活躍。
特に9回の第四打席では「市役所狙え」コールの中、横浜市役所の方角であるレフトスタンドに飛び込むソロを放つなど、4打数2安打1打点。
と振り返った「おかわり3世」でした。
試合は、アギラーや渡部健のホームランなどで3点を奪った西武が、救援陣の奮投などあり1-3でDeNAに勝利しています。
勝利投手:松本航(1勝)
敗戦投手:平良拳太郎(1敗)
セーブ:増田達至(1S)
本塁打
西武:アギラー1号ソロ
渡部健人1号ソロ
DeNA:梶原昂希2号ソロ
ロッテ対ソフトバンク戦
ZOZOマリンスタジアム
13:00プレイボール
スコア ロッテ1-1ソフトバンク(規定により引き分け)
スタメン
ロッテ ソフトバンク
1 左 荻野 1 右 柳田
2 指 ポランコ 2 遊 今宮
3 一 井上晴 3 左 近藤健
4 右 山口航 4 一 山川
5 三 中村奨吾 5 指 ウォーカー
6 遊 茶谷 6 二 牧原大
7 中 藤原 7 中 川村
8 捕 田村龍 8 三 井上朋
9 二 池田来 9 捕 甲斐
投 佐々木朗 投 モイネロ
ロッテは開幕ローテ入り当確の佐々木朗、ソフトバンクは今季から先発転向したモイネロが先発します。
ソフトバンク・モイネロは転向後も安定したピッチングを披露。1、2回を無失点で立ち上がると、3回には荻野、ポランコによって1点を失いますが、4回は三者凡退に締めるなど4回3安打、1奪三振、1失点という結果に。
最速は151キロを計測するなど状態の良かった左腕は、
と笑みを見せました。
一方の佐々木朗も無失点ピッチング。毎回ランナーを2人置くという厳しい状況ながら、ピンチではストレートとフォークが冴えていた右腕は、3回4安打、5奪三振、3四死球、無失点で降板。
最速157キロを計測するなど、仕上がってきている佐々木朗は、
と意気込みました。
また、連日活躍を続けている川村はこの試合でも躍動。「7番・センター」で出場した川村は、6回の第三打席で内野安打を転がすと、8回にはセンター前ヒットを放ちチャンスを広げます。
そして、次打者の打席では盗塁を敢行。牧原大のホームスチールをアシストし、同点に一役買いました。4打数2安打1盗塁の内容で、開幕支配下へと大きく前進しています。
試合は牧原大のホームスチールで同点に追いついたソフトバンクが点差を守り切り、引き分けで終了。勝ち負けはつきませんでした。
勝利投手:無し
敗戦投手:無し
投手リレー
ソフトバンク:モイネロ-又吉-ヘルナンデス-松本裕
ロッテ:佐々木朗-中村稔-大谷輝-鈴木昭-二保-横山陸-東妻勇
阪神対巨人戦
阪神甲子園球場
13:00プレイボール
スコア 阪神4-5巨人
スタメン
阪神 巨人
1 中 近本 1 二 吉川尚
2 二 中野 2 中 オコエ
3 右 森下翔 3 左 丸
4 一 大山 4 指 岡本和
5 三 佐藤輝 5 右 オドーア
6 左 ノイジー 6 捕 大城卓
7 指 前川右 7 遊 門脇
8 遊 木浪 8 三 泉口
9 捕 坂本誠 9 一 秋広
投 岡留 投 高橋礼
阪神は岡留、巨人は高橋礼と共に開幕一軍を狙う投手が先発します。
巨人・高橋礼は安定感あるピッチングを見せます。初回は1四球で終えると、2回も二死からヒットを許したのみで無失点。3回は三者凡退とテンポのいい投球を続けます。
4回は先頭にツーベースを許しましたが、そこからホームに生還させず、無失点。4回2安打、1奪三振、1四球、無失点の内容だった右腕は、
と振り返りました。
一方、阪神・岡留も無失点投球。初回に先頭打者にヒットこそ許しましたが、次打者で併殺を奪うと、そこからはパーフェクトピッチング。
2回1安打、無失点で降板した左腕は、
と、中継ぎエースへの階段を登っています。
チャンスでしっかりと自分のバッティングをしていたのは巨人・大城卓。4回の第二打席、二死二、三塁のチャンスで回ってきた大城卓は、5球目を捉えライトへの先制2点タイムリーとしました。
試合前半で退いたものの、2打数1安打2打点の活躍だった大城卓は、今年も開幕スタメンマスクを自分のものにしようとしています。
試合は接戦の結果4-5で巨人が勝利。阪神にとっては8回の佐藤輝のタイムリーエラーが響いた形となり、またしてもオープン戦初勝利を逃しました。
勝利投手:高橋礼(1勝)
敗戦投手:石井大智(2敗)
セーブ:堀田賢慎(1S)
投手リレー
巨人:高橋礼-馬場-船迫-菊地大-京本-松井颯-堀田
阪神:岡留-岩崎-石井大-石黒-津田淳-浜地-漆原
広島対中日戦
MAZDAZoom-Zoomスタジアム広島
13:00プレイボール
スコア 広島0-3中日
スタメン
広島 中日
1 二 菊池 1 指 大島
2 三 上本 2 二 田中幹
3 遊 小園海 3 左 ディカーソン
4 指 レイノルズ 4 一 中田翔
5 左 秋山翔 5 右 細川成
6 一 シャイナー 6 三 石川昂
7 中 久保 7 中 三好
8 捕 會澤 8 捕 木下拓
9 右 中村健 9 遊 C.ロドリゲス
投 ハッチ 投 大野雄
広島は開幕ローテ入りが公言されているハッチ、中日は開幕ローテ入りを目指す大野雄が先発します。
大野雄は一軍でも安定したピッチング。初回を三者凡退で立ち上がると、2、3、4回はそれぞれヒット、四球、四球を与えたものの、それ以上のランナーは出さずに無失点。
4回1安打、2四球、無失点と竜のエースが帰ってきました。大野雄も、
と振り返りました。
一方のハッチも粘りのピッチング。初回こそ味方のエラーも絡み1点を失いましたが、2回は二死三塁、3回は二死一、二塁をそれぞれ無失点に抑えて降板。
本拠地初登板で3回4安打、2奪三振、1四球、1失点で、
と、本人もマウンドに好感触のようです。
打撃で良い結果を残したのが中日・ディカーソン。まずは初回の第一打席、無死一、三塁のチャンスでしっかりと先制のタイムリーを放つと、5回にはなんと二死走者無しからソロホームラン。
2打数2安打2打点1本塁打を記録し、
と、ドラゴンボール好きである助っ人が亡き鳥山明さんに弔い弾を放ちました。
試合はその後、カリステのタイムリーで3点目を追加した中日が磐石の投手リレーで繋ぎ、広島に完封勝利しました。
勝利投手:大野雄大(1勝)
敗戦投手:ハッチ(2敗)
セーブ:松山晋也(2S)
本塁打
中日:ディカーソン1号ソロ
投手リレー
中日:大野雄-祖父江-梅野雄-藤嶋-R.マルティネス-松山晋
広島:ハッチ-河野佳-益田武-塹江-島内颯-栗林
オリックス対ヤクルト戦
京セラドーム大阪
14:00プレイボール
スコア オリックス3-1ヤクルト
スタメン
オリックス ヤクルト
1 中 中川圭 1 右 西川遥
2 三 宗 2 一 J.オスナ
3 右 西川龍 3 中 塩見
4 一 頓宮 4 三 村上宗
5 捕 森友 5 左 サンタナ
6 遊 紅林 6 指 内山
7 左 トーマス 7 遊 長岡
8 指 セデーニョ 8 捕 松本直
9 二 太田椋 9 二 武岡
投 エスピノーザ 投 ヤフーレ
オリックスはエスピノーザ、ヤクルトはヤフーレとどちらも新外国人が先発します。
ヤフーレは制球力が課題となっていました。この試合では全体的にボールが上擦っており、初回には二死満塁から押し出し四球で1点を献上するなどもったいないところもありました。
3回には2本のタイムリーで2点を失うなど3回4安打、1奪三振、3四死球、3失点となった右腕は、
と振り返りました。
一方のエスピノーザも制球が定まらなかったものの、粘り強く投げ抜きました。初回から2つの四球を出しピンチを招いたものの、無失点に切り抜けると、2、3回もランナーを出しながら失点は避けます。
4回には一死一、三塁から自身の暴投で1点を失いますが、4回5安打、2奪三振、2四球、1失点で降板。
と話しており、次回は丁寧な投球を心がけたいところです。
打撃ではオリックス・頓宮が活躍。初回にはバットを折られながらも打球をセンターへ運ぶと、3回にはタイムリーツーベースを記録。
最終的には3打数2安打1打点の活躍をし、昨季の首位打者は伊達ではないところを見せつけました。
試合は西川龍や頓宮のタイムリーで3点を取ったオリックスの救援陣が、ヤクルト相手に無失点ピッチングをして3-1に抑え、オリックスが勝利を収めています。
勝利投手:エスピノーザ(1勝)
敗戦投手:ヤフーレ(1敗)
セーブ:マチャド(1S)
投手リレー
ヤクルト:ヤフーレ-E.ロドリゲス-エスパーダ-木澤-阪口
オリックス:エスピノーザ-小木田-田嶋-マチャド
まとめ
この日はローテ当確の選手やこれでローテ入りが決まる、というような投手が多く先発しており、明暗が分かれましたね。各チームのローテーションはどのように回っていくのでしょうか。
明日はハマスタに行ってきた話を書こうと思うので、是非お楽しみに。
最後までお読みいただきありがとうございました。
出典・画像引用元
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