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チームの成功は、人選が9割|まず、1万部を目指す著者が出版前にしておきたい17のこと|その9



◆チームの成功は、人選が9割

「誰と一緒に仕事をするかを決める」
エミー賞受賞のプロデューサー 川原卓巳さんは、
プロデューサーがしていることの中で一番に挙げられています。
私もプロジェクトの成功は運営チームの人選でほぼ決まると考えています。

自分が信頼できると感じる相手に運営グループを任せることで、
その信頼は相手に伝わります。

私はこれまで数々のプロジェクトに関わってきましたが、
その中でも特に印象に残るチームがあります。

ある著者からの依頼で2冊目の出版プロジェクトにリーダーとして携わりました。
そのチームは一人ひとりが個性を発揮しつつも、
全体としてプロジェクトの方向性を見失うことなく完遂することができました。
当初から、
チームメンバーを選択に対する著者のこだわりは感じていました。

プロジェクトが終了し最終ミーティングの際に、私は著者から次のような言葉をいただきました。

「実は、1冊目を出版する際に販促を担当してくれた人は亡くなっていて、
 2冊目を誰に任せようかと悩んだとき、あなたに決めたの」と。

そのような想いで私を選んでくださったことに、深く感動しました。

この「あなたにお願いしました」という想いは、言葉にしなくても私以外にもチームの一人ひとりに伝わっていたんです。
だからこのチームはそれぞれが個性を発揮しても、軸がぶれることなく走り切れたんだと、腑に落ちました。

プロジェクトが成功するか、失敗するかは、やってみないと分からないもの。
だからこそ、どういう結果になっても「このメンバーとなら悔やまない」と思う人選を行うことが大切なのです。

◆プロに頼むより、まずはファンの中から探してみる

私は運営チームに入るというサポートを有料で行っていますが、
必ずしもプロに依頼する必要はありません。

私がよくお伝えしているのは、
ファンの中から探してみる、という人選方法です。

SNSの配信が好きであったり、
イベント運営の経験がある人で、
あなたのためならと手弁当で手伝ってくれる人はいませんか?
あなたの役に立てるだけで幸せ! という
ファンのパワーはプロジェクトの盛り上がりを作ってくれます。

もちろん、出版経験のある友人がいれば心強いですよね。
出版経験はなくても、出版記念イベントに参加した経験のある友人がいれば、他の著者がどんな企画を開催していたのか、参考にしながら相談できます。

必ずしも、チームをプロで固める必要はありません。
あなたが「このチームなら後悔しない」という視点で考えてください。
それがプロジェクトの結果に左右されず、
あなたが幸せな成功を感じられる鍵です。


まとめ

出版前にしておきたい17のこと
【その9】
 どんな結果でも一緒に受け止められるチームをつくる


2024最新版に使用する予定の原稿を、
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